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    <title>フランスからの便り</title>
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    <title>食べることと　食べないこと　―　ヨム・キプール（Yom Kippur）の一日</title>
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    <published>2010-09-27T07:56:55Z</published>
    <updated>2010-09-27T09:09:27Z</updated>

    <summary> ユダヤ教徒の親戚と一緒に 夫の実家、親戚はみなフランス人ですが、私と夫の日仏カ...</summary>
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        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
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        <![CDATA[<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ユダヤ教徒の親戚と一緒に</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
夫の実家、親戚はみなフランス人ですが、私と夫の日仏カップルを除き、見事なまでにユダヤ教徒×<br />
カトリック教徒の組み合わせの夫婦ばかり。<br />
義母はユダヤ系、義父はフランス人の大多数をしめるカトリックの家に生まれ育っています。<br />
そんなわけで、夫の実家ではクリスマスやイースターも集まって祝えば、ユダヤ教の祝祭日も祝います。<br />
先日、9月8日はユダヤ系フランス人義母の家に親戚一同集まって食事をし、ユダヤ暦の新年の日である<br />
「ロス・ハシャナ（Rosh Hashanah）」を祝いました。<br />
そして10日後の9月17日の金曜日と18日の土曜日の夜はやはり義母の家で、ユダヤ教の一番大事な<br />
休日のひとつで「贖罪の日」を意味する「ヨム・キプール（Yom Kippur）」を祝う会食でした。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201009-001.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201009-001.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="343" width="458" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
パンにかけられたクロス<br />
メノラーMenorahというロウソクたてが刺繍されています
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ヨム・キプール（Yom Kippur）と断食</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
ヨム・キプールは、ユダヤ教のなかでは非常に大事な日です。<br />
新年の日から10日間は「反省の10日間」と呼ばれていて、神に対して自分の行いを悔い改めることに<br />
なっているそうです。<br />
そして、ヨム・キプールの前の晩に食事をしたあとは、翌日の夕食まで、食事と水分を絶ちます。<br />
この25時間の断食はトーラー（律法の書）にも書かれているのだそうです。<br />
<br />
この一日断食は老若男女みなするそうですが、9歳以下の子供はしてはならないことになっている<br />
そうですし、妊娠中、授乳中の女性や病気療養中の人はしなくてよいそうです。<br />
（参考サイト：<a href="http://judaism.about.com/od/holidays/a/yomkippur.htm" target="_blank">http://judaism.about.com/od/holidays/a/yomkippur.htm）</a>　※英語<br />
<br />
母親の血筋でユダヤ教徒となるため、夫もユダヤ教の宗教教育を少年期に受けています。<br />
しかし、「神は存在せず、科学的に証明されていないものは一切信じない」というどっぷり理系の<br />
ITエンジニアの夫は、この反省の10日間に神に対しても、人に対しても全く反省した様子はありません。<br />
そんな人ですが、食べることが、特に家族や親戚と集まってする食事が大好きなようです。<br />
ですから、「ユダヤの祝祭」＝「にぎやかで美味しい食事」と解釈して、嬉々として出かけました。<br />
そして、ユダヤ教徒にとって大事なヨム・キプールの「一日断食」もお母さんのため、家族の和の<br />
ために毎年行っています。<br />
<br />
私はというと、結婚して9年ですが、この「一日断食」をしたのは今まで3回くらいでしょうか。<br />
私はユダヤ教徒ではありませんので、この断食に宗教的な意味はありません。<br />
だからといって家族揃ってうちにいる週末の土曜日に、夫ひとりがひもじい思いをしている様子も想像<br />
したくなくて、今回はトライしてみました。<br />
しかし、後に書きますが、そんな簡単なことではなかったのです。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ヨム・キプール前夜の食事</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
ヨム・キプールの前日の夜、子牛のブイヨン、ブイヨンを作るのに使った子牛肉とズッキーニ、<br />
にんじん、ポアロねぎなどの煮野菜、そして詰め物をしたローストチキンという夕食をとりました。<br />
義母によれば、女性なら雌鶏、男性なら雄鶏をたべることで、贖罪の身代わり、犠牲になってもらう<br />
という意味があると言います。<br />
<br />
話は逸れますが、この日に必ず食べる決められた食事というのはなくて、家庭によって違うみたいです。<br />
デイアスポラで世界各地に散らばるユダヤ教徒、その土地、その土地の料理で、自分たちに合うものを<br />
取り入れて言った結果、ユダヤ料理はひとくくりにできるものではありません。<br />
ユダヤ料理本の中にはさまざまな国、地方の料理が載っています。<br />
豚肉や海老、蟹など多くのユダヤ教徒が食べないもの以外は、住む土地の料理を食べていたのでしょう。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201009-002.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201009-002.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="336" width="448" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
ローストチキン　鶏肉はユダヤ教の決まりによって処理されたカシャー（Kosher）のもの
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201009-003.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201009-003.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="336" width="448" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
ローストチキンのおなかに詰めたファルシ<br />
子牛のレバー、ピスタチオ、りんご、ゆで卵が入って滋味豊か
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>断食の始まり</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
さて、写真のようなヨム・キプール前夜の食事を終えました。<br />
帰宅後はすぐ就寝。次の朝、いつもなら、キッチンへ直行して、ティーポット一杯のお茶を飲む私ですが、<br />
ぐっとこらえて、歯磨き、シャワー。その後、子供たちの朝食を用意して、食べさせます。<br />
9時に日本語塾に行く娘を見送り、11時に車で迎えにゆきました。<br />
日本語塾のあるオペラ座近辺は日本、韓国食料品店がかたまってあり、毎週土曜日、<br />
塾への迎えのついでに買い物をすませています。<br />
<br />
「朝食と水分抜きでも意外と元気に動けるわ」と思いながら、約束していた娘の靴を選びにトロカデロの<br />
子供靴の店へ。<br />
そこでの買い物も済ませた私と娘はそのまま、トロカデロの義理の両親宅へ寄りました。<br />
断食をしない娘たちの昼食ために、昨日の残り物のチキンを取りにきたらという提案でした。<br />
<br />
靴を買ったことを自慢する娘に、義母が一言。<br />
「ヨム・キプールの日は、買い物などはしないのよ。来年からはしないように。」<br />
「あっそうでしたか。分かりました。」と私。<br />
返事は素直に、提案には従うのが、姑と仲良くする万国共通の基本ですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>断食以外にも決まりがあるようで</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
帰宅後、インターネットで見てみたら、このヨム・キプールの断食中は、夫婦で愛し合うことも、<br />
シャワーや歯磨きも、革靴を履くことも（！？）しないそうです。<br />
もちろんどのくらい厳格にするか、または全くやらないかはユダヤ教徒であっても個人の自由です。<br />
靴を買ったから姑に注意されたわけではなく、戒律を守る人も守らない人も、ユダヤ教徒と家族など<br />
周りの人は一日静かに過ごす習いなのです。<br />
義母やその兄弟は断食をし、午後シナゴーグ（会堂）へお祈りにいきました。<br />
（参考サイト　日本ヘブライ文化協会：<a href="http://www.h3.dion.ne.jp/%7Eivrit/yom%20kippur.htm" target="_blank">http://www.h3.dion.ne.jp/~ivrit/yom%20kippur.htm</a>）<br />
※日本語<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201009-004.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201009-004.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="343" width="458" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
シナゴーグの祭壇　従弟のバミツバ（13歳ユダヤ教の成人式）にて
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>断食するとどうなるの　―　私は生きる死人？</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
一日断食の日、午後の早い時間に帰宅した私は、娘に昼ごはんを食べさせました。<br />
その後、だるいとような疲れたような、物憂い感じになって、ベッドにごろり。<br />
口の中も何か変な味がします。<br />
唾液で常に潤う口の中が、軽い脱水症状でからからに乾いていたからだと思います。<br />
それからは、どんなに子供が大きな声で遊ぼうと、私の寝転ぶベッドの枕元で騒ごうが、動けません。<br />
半分覚醒して、半分寝ているような状態で2時間は過ぎていったと思います。<br />
起きようとするのに、体が動かない、ちょっと金縛りみたいな状態でした。<br />
やっと起きて、洗面所の鏡をみたら唇は灰色、顔も灰色でした。<br />
<br />
人間は食べなくても数週間生きられるそうですが、水は2、3日飲めないともうだめだそうです。<br />
このユダヤ教の断食は、食事を中心とした普段の活動を一日やめることで、精神的に落ち着いて祈り、<br />
反省することを目的にしているのだと理解しています。<br />
確かに、エネルギーが消化、吸収に使われないので、精神的な活動に向いた体の状態になりやすい<br />
のかもしれません。<br />
午前中、娘の塾の迎えや買い物など移動も多く、身体的活動にエネルギーを使い果たすという<br />
愚行をしてしまった私が、落ち着いた気分を感じられたのは朝のうちだけで、午後はゾンビ状態に<br />
なってしまったのでした。<br />
「断食中は外出していた方が気がまぎれていい」作戦、大失敗です。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>そしてヨム・キプールの夜</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
今年の断食明けは午後8時45分だったらしく、8時46分に義母宅に着いたら、まだ学生で親と一緒に<br />
住んでいる一番下の義理の弟が、クスクスでできた揚げ菓子を手にもって、むしゃむしゃと<br />
食べながら、出てきました。<br />
<br />
シナゴーグから義母が戻るのを、そして、他の親戚が集まるのを待ちながらの20分ほどの長いこと。<br />
義母宅に集まる親戚一堂、みな目の下にクマをつくって、そしてテーブルに並ぶ揚げ菓子、レーズンや<br />
アーモンドの入ったパン、ジャム、コーヒーのたっぷり入ったポットをぎらぎらと見つめます。<br />
断食明けはこのような甘い朝食のような食事から始め、後にタピオカ入りチキンブイヨンスープ、<br />
茶色になるまで炒めた玉ねぎと鶏肉のグラタンをいただくのが、義母の家の習慣です。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201009-005.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201009-005.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="336" width="447" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
レーズンやアーモンドの入ったパン
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201009-006.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201009-006.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="336" width="447" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
はちみつがかかった揚げ菓子<br />
上はクスクスを使ったマクロード（Makroud）<br />
下は葉巻の意味のシガール（Cigar）、小麦粉の皮の中はアーモンドパウダーの餡<br />
</small></strong></div>
<br />
<br />
飢えた狼ならぬ、25時間飲食をせず飢えた人はちょっとだけ品とマナーをなくすようです。<br />
いつもは上品な大叔母がコーヒーをずっとすするのをみたり、叔父の手元がくるって、カップが傾き、<br />
コーヒーがこぼれかけたりというたわいもないことなのですが。<br />
<br />
さてシナゴーグから帰宅した死人のような顔色をした義母は、お水だけ飲んだら部屋に行って<br />
休んでしまいました。<br />
ヨム・キプール前の2、3日間、義母は、買い物から、料理、お菓子の準備まで大忙しだったので、<br />
その疲れもあったのでしょう。<br />
一時間ほどしたら、部屋からでてきて食事していたので、問題なく回復したようです。<br />
子供や妊婦が断食しなくてもよいなら、ある程度の高齢になったらしなくてよいんじゃないかと<br />
思うのは私のような部外者の勝手な意見です。<br />
<br />
ちなみに、世界のユダヤ教徒の総人口は、ウィキペディアよると1300万人から1400万人いるそうです。<br />
イスラエルとアメリカにそれそれ500万人超おり、フランスには50万人弱の国民がユダヤ教徒だそうです。<br />
（ウィキペディア　ユダヤ人：<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA" target="_blank">http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA</a>）<br />
フランスは大体6500万人の人口がありますから、ユダヤ教徒の人口に占める割合は<br />
1パーセント未満です。<br />
そんなマイノリティのユダヤ教徒が、ヨーロッパや各地で現地の人との結婚で混血しながら、宗教という<br />
精神的な支柱を失わずにやってきたのは奇跡的でもあります。<br />
自省的で哲学的な印象を受ける教義、家族の結びつきの強さ、子供への教育熱心さなど、何千年も<br />
続いてきたことには、いくつも理由が考えられます。<br />
内面的な強さとしたたかさ、逆境に生きる知恵など、ここ十数年の経済的な停滞と、数年の政治的混乱<br />
にある日本人にも学べるところがありそうです。<br />
しかし私が、義母の家から一番見習いたいと思っていることは、毎日の夕食は必ず家族で食卓を囲んで、<br />
同じものを食べるというあたりまえのような行為です。<br />
そこさえ守れば、夫婦、親子の結びつきはしっかりしたものを保ちやすいように思えます。<br />
<br />
約一年間続いたこのコラムですが、今回でいったん終了します。<br />
当サイトを訪れて、このコラムを読んでくださった皆様、ありがとうございました。<br />
また近々どこかでお会いしましょう。<br />
　<br />
　<hr>
　<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
米、英国での留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
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    <title>夏の食卓で楽しむチーズ　「シェーブル」</title>
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    <published>2010-08-27T00:57:36Z</published>
    <updated>2010-08-27T02:17:37Z</updated>

    <summary> 8月下旬の今日、最高気温は21度、最低気温は14度と、酷暑の日本からすればうそ...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<br />
<br />
<br />
8月下旬の今日、最高気温は21度、最低気温は14度と、酷暑の日本からすればうそのような<br />
さわやかさです。<br />
予報で雨の今日は気温が低め、でも晴れた日でも最高温度は26度ほどです。<br />
このように過ごしやすいパリの夏ですが、日本で生まれ育ち、フランスの夏の短さも知った今は、<br />
秋模様の8月後半はすこしさびしい気がしています。<br />
<br />
6月、7月のコラムは南仏サントロペの海辺のパーティについて書きました。<br />
今月は南仏プロヴァンスと、サントロペへと旅行に出かけたのですが、その時の写真と一緒に、<br />
山羊のチーズ、シェーブルについてお伝えします。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-001.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-001.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="433" width="325" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
咲き誇る夾竹桃の花
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>シェーブルの歴史</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
シェーブルはフランス各地で作られていますが、多くの<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>AOC-AOPの呼称を持つシェーブルが<br />
ロワール河流域で作られており、この地域がフランスでのシェーブル発祥地のようです。<br />
アラビア半島から北アフリカ、そして、現在のスペイン南部に進軍していたアラブ系のサラセン人が<br />
フランス北部まで勢力を伸ばしていた8世紀。<br />
そのサラセン人が732年ついにフランス勢力にトゥール・ポワティエ間の戦いで敗れました。<br />
敗走するサラセン兵たちは連れてきていた家畜の山羊を置いて行き、シェーブルのチーズの製法も<br />
残されました。<br />
このシェーブルはフランス語で山羊や山羊のチーズの意味ですが、もともとはアラビア語の<br />
「シャビ」（山羊の意味）が語源だそうです。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>シェーブルの旬</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
母山羊は5ヶ月の妊娠期間を経て、初春に子供を生み、夏頃までお乳をだします。<br />
免疫を付けるため初乳を子山羊に飲ませてから、人間がチーズを作るのにいただくそうです。<br />
今はお乳を冷凍して使う技術があるため、店頭には一年中シェーブルがあります。<br />
しかし何でも旬のものがおいしいのはシェーブルにもあてはまり、春から秋口までがおいしくなります。<br />
柔らかい春の草花を食べた山羊のお乳で作っているのだなと思うと、初夏から夏にかけてシェーブル<br />
ばかりが目に付いてしまいます。<br />
フェルミエ（農家製）、レ・クリュ（生乳）、AOC-AOPなどと品書きに書いてあると、もう試さずには<br />
いられません。<br />
一頭の雌山羊から一日一リットルほどしか搾乳できないそうで、製法のせいもあり、一般にシェーブルは<br />
小さいものが多く、そして重さあたりの値段は牛乳のチーズに比べて高いようです。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-002.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-002.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="343" width="457" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
サントロペのマルシェで見かけた地元農家製シェーブル
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-003.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-003.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="397" width="379" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
プロヴァンスの日時計　コティニャックにて
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>シェーブルの味、見た目や食感</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
このシェーブル、外見は白いもの、灰や木炭粉がまぶしてあって青黒いもの、黄色がかったベージュ、<br />
またハーブがのせてあったり、栗の葉で包まれていたりとバラエティー豊かです。<br />
しかし見た目が牛乳のチーズと違うのは、山羊のチーズは切ると中が真っ白です。<br />
食べ物（草）のカロチンが牛はお乳にでますが、山羊は出ないのでチーズが真っ白なのだと、<br />
以前参加したチーズセミナーで教わりました。<br />
シェーブルは熟成期間も短く、あっさりしていて、少し酸味があって、後味はミルクの淡く甘い味がする<br />
というのが全体的な印象です。<br />
舌触りはなめらかなもの、粘土みたいな感触のもの、ぽそっとしたものと種類や熟成の仕方で<br />
変わるようです。<br />
シェーブルも種類が多く、私が食べたものなど、まだまだほんの一部でしかありませんが、<br />
個人的にはシェーブルのあっさりした風味が気に入っています。<br />
<br />
この軽さ、酸味、ほのかな甘みが、冷やした白やロゼや軽い赤ワインとの食事ともとっても合うと<br />
思われているのでしょう。<br />
あっさりして酸味のあるシェーブルは、クリーミーな牛乳チーズを食べたくならない夏の日の食事に<br />
向いていると思います。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-004.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-004.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="343" width="457" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
噴水と木陰が一服の涼を与えてくれる　プロヴァンス　セニョンにて
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
ちなみに山羊乳の匂いから山羊のチーズも敬遠される方が多いと聞きます。<br />
山羊乳は確かに匂いを吸着する性質があるそうで、搾乳したら、ミルクを牧舎からすぐに出したり、<br />
飲用乳だと沸騰しない程度に温めて殺菌後、冷蔵庫で冷やしてにおいを取ったりと酪農家も<br />
工夫されているようです。<br />
けれども、この「Goaty Flavor」ゴーティフレーバー＝山羊の風味はカプリン酸という中鎖脂肪酸と<br />
関連があり、燃焼効率がよく中性脂肪にならずに分解される中鎖脂肪酸は、ダイエット効果が<br />
証明されているそうです。<br />
また山羊のお乳には生活習慣病の予防、血圧を下げる働きなどで注目されるタウリンが豊富に<br />
（牛乳の約20倍）含まれています。<br />
<br />
参考サイト：<br />
　全国山羊ネットワーク - <a href="http://www.japangoat.net/" target="_blank">http://www.japangoat.net/</a><br />
　社団法人畜産技術協会 - <a href="http://jlta.lin.gr.jp/kokunai/houkoku_jigyo/h11_01y_03.html" target="_blank">http://jlta.lin.gr.jp/kokunai/houkoku_jigyo/h11_01y_03.html</a><br />
　その他<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>いろんなシェーブル</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
写真とともに、シェーブルをいくつか紹介します。
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-005.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-005.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="319" width="462" /></span>
時計回り左下から<br />
<br />
<table>
 <caption style="border-top: 1px solid gray; border-bottom: 1px solid gray; padding: 10px; font-weight: bold;">「農家製フレッシュシェーブル」　Chevre Frais Fermier</caption>
 <tbody><tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right" width="120">種類：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" width="360">シェーブル</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray; vertical-align: top;" align="right">産地：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">ロワール河流域をはじめフランス各地<br />（写真のものは産地を聞きそびれました）</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">原料乳：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">山羊乳</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">固形分中乳脂肪：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">45％程度</td></tr>
</tbody></table>
<br />
　熟成はしないで、作ってすぐ売られる。<br />
　酸味のあとにほのかな甘みがある。<br />
　デザートやおやつに、はちみつをつけて食べてもおいしい。<br />
<br />
<table>
 <caption style="border-top: 1px solid gray; border-bottom: 1px solid gray; padding: 10px; font-weight: bold;">「セル・スール・シェール」　Selles- sur- Cher  (AOC-AOP)</caption>
 <tbody><tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right" width="120">種類：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" width="360">シェーブル</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">産地：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">ロワール河　ベリー地方</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">原料乳：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">山羊乳（無殺菌乳）</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">固形分中乳脂肪：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">最低45％</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">熟成期間：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">15日間</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">サイズと重さ：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">直径8cm　高さ2-3cm　200g（熟成後150g）</td></tr>
</tbody></table>
<br />
　フェルミエ（農家）もしくは酪農場製<br />
　木炭粉と塩をまぜたものがまぶされていて、青黒い。<br />
　口当たりはしっかりしているのに、咀嚼するにつれて口のなかでとけるような食感。<br />
<br />
<table>
 <caption style="border-top: 1px solid gray; border-bottom: 1px solid gray; padding: 10px; font-weight: bold;">「モテ・スール・フォイュ」　Mothais sur feuille</caption>
 <tbody><tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right" width="120">種類：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" width="360">シェーブル</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">産地：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">ロワール河流域　ポワトゥ地方</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">原料乳：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">山羊乳（無殺菌乳）</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">固形分中乳脂肪：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">45％</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">熟成期間：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">3週間</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">サイズと重さ：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">直径10cm　高さ3cm　250g</td></tr>
</tbody></table>
<br />
　フェルミエ（農家）製<br />
　熟成期間の間、栗の葉が湿度を程よくコントロールする。<br />
　うまみがあって、味のバランスもよく、大変おいしいチーズでした。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-006.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-006.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="343" width="457" /></span>
写真手前<br />
<table>
 <caption style="border-top: 1px solid gray; border-bottom: 1px solid gray; padding: 10px; font-weight: bold;">「ヴァランセ」　Valencay  (AOC-AOP)</caption>
 <tbody><tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right" width="120">種類：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" width="360">シェーブル</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">産地：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">ロワール河流域　ベリー地方</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">原料乳：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">山羊乳</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">固形分中乳脂肪：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">最低45％</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">熟成期間：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">3週間</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">サイズと重さ：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">6-7cm角　3.5-4cm上辺角　高さ6-7cm　200-250g</td></tr>
</tbody></table>
<br />
　エジプト遠征に失敗したナポレオンが、フランス帰征の時にヴァランセー城でこのチーズを<br />
出されたそうです。<br />
　そのピラミッド型が気に食わなかったナポレオンが、剣で上を切り取ったため、この形になった<br />
といういわれがあるそうです。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-007.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-007.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="347" width="462" /></span>
写真右下<br />
<table>
 <caption style="border-top: 1px solid gray; border-bottom: 1px solid gray; padding: 10px; font-weight: bold;">「バノン」　Banon　(AOC-AOP)</caption>
 <tbody><tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right" width="120">種類：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" width="360">シェーブル</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">産地：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">プロヴァンス地方</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">原料乳：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">山羊乳（無殺菌乳）</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">固形分中乳脂肪：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">45％</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">熟成期間：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">4週間</td></tr>
 <tr><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;" align="right">サイズと重さ：　</td><td style="border-bottom: 1px solid lightgray;">直径6-7cm　高さ2.5-3cm　90-120g</td></tr>
</tbody></table>
<br />
　写真のものはフェルミエ（農家）製　酪農場製もある<br />
　秋に木からむしった栗の葉で包まれて、ラフィアがかけられている。<br />
　ブランデーかその他の蒸留酒を噴射した後、葉に包まれる。<br />
　葉っぱの香りがチーズに独特の風味を与えている。<br />
　熟成が進むするにしたがって、とろりとクリーミーになる。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201008-008.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201008-008.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="343" width="457" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
ラヴェンダー畑が広がる
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>チーズ日記とチーズ図鑑</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
チーズはフランスに住んでから日常的に食べるようになりました。<br />
食べているだけでは、名前や特徴を忘れてしまうので、近頃はチーズ日記も時々書いています。<br />
日記を書くというのはチーズを非常によく知る友人が教えてくれたやり方で、チーズに貼ってある<br />
シールを日記に貼るのもよし、レシートを貼るのも値段が分かっていいそうですが、基本はチーズの<br />
出た食事の後、忘れないうちにノートに書くという習慣をつけること。<br />
そうするとチーズの味と名前の記憶が残るそうです。<br />
これが食事の後というのは、主婦にとっては台所の片付けや子供の就寝の用意があって忙しく、<br />
種類を食べている割に日記ページ数は増えず、味の記憶もすぐに忘却の彼方へ。<br />
<br />
またチーズの図鑑もチーズの名前や姿を覚えるのに役に立ちます。<br />
チーズに関して専門家でない素人の私がチーズについて書く時は、この3冊のチーズの図鑑を毎回<br />
参考にしています。<br />
フランスという国や、フランス文化の全体像は住んでいるだけではなかなか把握できないのですが、<br />
チーズという切り口からフランスの食文化、歴史、地理などがだんだんと見えてくる過程を楽しんでいます。<br />
<br />
1. Guide du fromage  Choisir, reconnaitre, gouter 1200 fromages du monde<br />
Roland Barthelemy,  Arnaud Sperat-Czar著　出版社HACHETTE Pratique<br />
<br />
2. French Cheeses 　The visual guide to more than 350 cheeses from every region of France<br />
Kazuko Masui, Tomoko Yamada著　出版社Dorling Kindersley<br />
チーズ図鑑 　文藝春秋編　増井和子・山田友子著　の英訳版<br />
<br />
3. Guide des fromages　 Payen/Barberousse/He著　出版社Milan<br />
　<br />
　<hr>
　<br />
　脚注：<br />
<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>AOP＝原産地保護呼称<br />
　AOPとはApellation d'Origine Protegeeアペラシン・ドリジン・プロテジェの略<br />
　AOC統制原産地呼称という伝統的製法で作られた高品質の食料品を広く一般の消費者に知って<br />
　もらうために作られたフランスの制度のEU版と言ってもよいもので、基本的に同じ役目を果たす。<br />
　AOPはEU委員会が定めるEU各国においての認証制度。<br />
　フランスでのAOC表示は今後EUのAOP表示に変わってゆきます。<br />
　<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
米、英国での留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>初夏のSaint-Tropez　Vol. 2　後の祭り</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2010/07/saint-tropezvol-2.html" />
    <id>tag:www2.f-r-m.co.jp,2010:/cgi-bin/profession_fromager//4.105</id>

    <published>2010-07-20T02:16:03Z</published>
    <updated>2010-07-20T03:08:07Z</updated>

    <summary> パリも30度を超える夏日が続き、焼けたフライパンのようなアスファルトの歩道を赤...</summary>
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        <name>管理者</name>
        
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        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[<br />
<br />
<br />
パリも30度を超える夏日が続き、焼けたフライパンのようなアスファルトの歩道を赤い顔をして歩いている人をよく見かけます。<br />
日本人はこれくらいへっちゃらと言いたいところですが、オフィスビルなどを除き、パリの建物にはクーラーが普及しておらず、暑さ対策がよく話題にのぼります。<br />
朝と夜の気温差があるので、夜の涼しいうちは窓を開けて部屋に涼気を取り込み、朝日が昇ったら、雨戸を閉めて、暑い空気を入れないようにするのが一般的です。<br />
<br />
先週、頭痛と花粉症がひどくて、ヴェトナム系フランス人の鍼灸師の所へ行きました。<br />
オスマン様式の旧建築のアパートが診療室で、濃い紅のビロードのカーテンが窓辺を彩り、香がたかれた室内で治療を受けました。<br />
やはり暑さ対策に雨戸を閉めた室内はほの暗く、雨戸の桟から細い筋になって夏の光が入ります。<br />
「ラ・マン」という映画で華僑の青年とフランス人少女が愛し合った、外の喧騒と対比するような静謐な部屋のようでした。<br />
そんなことを思いながら、手や足のツボに刺さった鍼を見つつ、静かなオリエンタル風調度を眺めつつしながら、リラックスしていったのでした。<br />
<br />
前回のコラムではサン・トロペのインドテーマパーティのことをお伝えしました。<br />
その翌日、まさに「後の祭り」のブランチパーティやサントロペの名物店のことなどを今回のコラムでは取り上げたいと思います。<br />
後の祭りですが、祭りの次の日の意味のほうで全く悔いはありません。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>6月20日（日）9：00ＡＭ</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<br />
突風が吹いたインドパーティの翌日は雲ひとつない青空。<br />
朝は荷物をまとめ、お昼からのブランチパーティの後、直接空港へ向かえるように準備をします。<br />
3階建てのアパートの3階に義理の両親の休暇用アパートがあります。<br />
寝室二つの小さなところなので、大人4人までしか寝るスペースがありません。<br />
今回は夫婦二人だけで来たこともあり、初めてそこへ滞在しています。<br />
下の写真のようにアパートの屋上がそのままテラスになっています。<br />
テラスで食事を取れるよう、流し台、食器洗い機、小さな冷蔵庫、テーブル、椅子などを完備しているのです。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-001.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-001.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="343" width="457" /></span><br />
<br />
<br />
<br />
さて、テラスの長椅子に寝そべって陽にあたっていると、体が奥から暖まってくる感じでなんとも言えずいい気持ちです。<br />
亀がお日様に甲羅を干すのも分かるなあ。<br />
そのうちサン・トロペの名物老舗セネキエ（Senequier）<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>へ朝食のブリオーシュ・オゥ・シュークル（つぶつぶの砂糖がけのブリオーシュ）を買いにいった夫が戻ってきました。<br />
夫の両親とその友人夫婦と朝食にします。<br />
セネキエは創業120年以上を誇るパティスリー、カフェ、ティーハウスです。<br />
シーズン中はあまりのお客さんの多さに、空いているテーブルを見つけて、ウェイターさんを捕まえて注文するのに一苦労するほどです。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-002.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-002.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="398" width="530" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
真っ赤なテーブルと椅子のセネキエ<br />
カフェの入り口とは反対側にケーキショップの入り口がある<br />
写真右手　ブリオーシュ・オゥ・シュークルとトースト　ブリオーシュはふわっと軽い口当たりで、オレンジの花の香り<br />
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-003.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-003.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="398" width="530" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
サン・トロペ名物 タルト・トロペジエンヌ（Tarte Tropezienne）<br />
ブリオーシュの生地を大きく焼いたものにクリームがサンドイッチ<br />
日本人にはなんとなくなつかしい味<br />
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>13：00ＰＭ　ブランチパーティ</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
パンプローヌ（Pampelonne）のアクアクラブ（Aqua Club）<small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small>にて<br />
<br />
直射日光を柔らかくさえぎる白いパラソルの下、プライベートビーチが目前のテラスレストランでブランチパーティです。<br />
遅く起きる週末に、BreakfastとLunch、朝昼兼用の食事を取る習慣をブランチ（Brunch）といいますが、フランスではこれが大流行りです。<br />
ホテルやレストランで日曜日にブランチメニューを出す店が増えています。<br />
今回のブランチパーティは、時間もブランチというよりはランチ、食べるものも、朝ごはん的なものが無視され完全にランチですが、「海辺のブランチパーティ」という響きが優先です。<br />
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-004.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-004.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="398" width="530" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>頭の上に空　目の前に海　一番の贅沢</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-005.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-005.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="398" width="530" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
コート・ド・プロヴァンスの白とロゼ<br />
太陽の下でのパーティの飲み物<br />
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-006.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-006.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="398" width="530" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
初夏の海辺のパーティは冷たい食事<br />
手前からサーモンの冷製、イイダコのサラダ、キューブに切ったコウイカのサラダ、赤ピーマンのマリネ<br />
</small></strong></div>
<br />
この週末の3回目の最後のパーティで、3個目のバーズデーケーキのろうそくを吹き消したフィリップと奥様のアダの笑顔は、この3日間にわたる大イベントを成功させてホッとしたようでもありました。<br />
還暦祝いで3日続きのパーティとはなんとも豪勢です。<br />
一年ほども前から準備をして、みんなを楽しませて自分も思いっきり楽しむという還暦の祝い方です。<br />
<br />
前夜祭の白い服のディナーではペタンクに挑戦したり、ラテンを踊りました。<br />
マハラジャ時代のテーマパーティで、初めてインドの伝統衣装を着ることができました。<br />
最後にビーチレストランでたっぷり南の陽光を浴び、おいしいロゼも少しいただいて招待客は皆いい気分です。<br />
<br />
「夢のような3日間をありがとうございました」とフィリップにお礼を言いましたら、「あなたがくれる友情と同じくらいのものをお返しできていたら。」と素敵なコトバが返されました。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ブランチパーティのチーズ</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-007.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-007.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="393" width="523" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
ブリー・ド・モー（Brie de Meaux）とクレム・ド・ロックフォール（Creme de Rocquefort）<br />
</small></strong></div>
<br />
大人数のビュッフェパーティには種類は少なく、大きなチーズを出すと用意する側も食べ物を取りに行く招待客にも便利でいいようです。<br />
ビュッフェはどうしても、おかずを何種類もお皿にたっぷり盛ってしまうから、おなかがいっぱいになってしまい、食事のしめくくりのチーズをたくさん食べる人はあまりいないかもしれません。<br />
<br />
2種類の場合だと、味の強弱や見た目、色の違い、クリミーなものと硬いものとか、コントラストを付けるのがいいようです。<br />
右のロックフォールクリームはロックフォール＋生クリームを混ぜるだけで簡単にできるようです。<br />
<br />
7月始めから学校も休みに入りました。<br />
ひと月ほども前から、周りのフランス人は会えば、Vous partez en vacances bien-tot ?（もうすぐバカンスに発つの？）が合言葉です。<br />
この時期フランス人の頭の中は半分バカンスが占めているから、みな上機嫌で対人関係もぐっとよくなる（？）ありがたい時期でもあります。<br />
この夏、プロヴァンス、コート・ダジュールで過ごす日々で、見たことのない地元産チーズに出会えるか期待しながら、Bonnes Vacances !<br />
　<br />
　<hr>
　<br />
　脚注：<br />
<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>Senequier セネキエ<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201007-008.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201007-008.jpg" class="mt-image-none" style="" height="107" width="381" /></span><br />
　アーモンド、ピスタチオとプロヴァンスの蜂蜜を使った柔らかいヌガーもとても有名<br />
　数日間、日持ちもするので、サン・トロペからのお土産にも<br />
　<a href="http://www.senequier.com/" target="_blank">http://www.senequier.com/</a><br />
　<br />
<small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small>アクア　クラブ　プライベートビーチ、レストラン<br />
　Aqua Club<br />
　Route de l'Epi<br />
　Ramatuelle<br />
　Telephone : 04 94 79 84 35<br />
　<a href="http://www.aperorestodisco.com/restaurant-saint-tropez-3150-aqua-club.html" target="_blank">http://www.aperorestodisco.com/restaurant-saint-tropez-3150-aqua-club.html</a><br />
　<br />
　<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
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    <title>初夏のSaint-Tropez　Vol. 1　前夜祭からインドの夜まで</title>
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    <published>2010-06-30T11:14:20Z</published>
    <updated>2010-06-30T13:47:09Z</updated>

    <summary>　 　 　 　6月下旬、日本は梅雨の真っ只中ですが、梅雨のないパリも先週から雨が...</summary>
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        <![CDATA[　<br />
　<br />
　<br />
　6月下旬、日本は梅雨の真っ只中ですが、梅雨のないパリも先週から雨が多い曇り空でした。<br />
　パリは比較的ひっそりしていますが、どうしてでしょう？<br />
　ワールドカップのフランスチームの内紛がマスコミに漏れ、試合も惨めな結果に終わったからかもしれません。<br />
　それにひきかえ、日本はやってくれました！ベスト16！気がつけば、手をたたいて「よっしゃ！」と大声を上げていました。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>浮世の3日間</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　先週末は、南仏のSaint-Tropez（以下サントロペ）でパーティ三昧をしてきました。<br />
　知り合いのフランス人の還暦祝いのパーティーに夫の家族と一緒に招かれたのです。<br />
　パーティは3日続けて行われ、3日とも200人の招待客が来る大がかりなものでした。<br />
　今回のコラムはお祭り好き、食べて飲むのが好き、盛り上がるの大好き、夜更かしして遊ぶのも大好きなフランス人達の初夏のパーティ模様を中心にお伝えします。長くなるので、Vol.1とVol.2の二つに分けてお送りします。
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>サントロペってどんなところ？</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　サントロペはコートダジュールと呼ばれるフランスの地中海沿いにある小さな町です。<br />
　プロヴァンス−アルプス−コートダジュール地方（Provence-Alpes-Cote d'Azur）<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>のヴァール県(Var) にあります。<br />
　下の地図の向かって右手の端にモナコがあり、そこからニース、カンヌがあり、サン・ラファエル（Saint-Raphael）を過ぎて斜め下に降りたところが半島になっています。<br />
　この半島の北側がサントロペです。<br />
　最寄の空港、ＴＧＶの停車駅はサントロペからさらに西へずっと行ったところ、地図では向かって左手方向のトゥーロン（Toulon）にあります。<br />
　これを見るとサントロペはアクセスの不便な場所というのが分かっていただけるでしょうか？<br />
　リピーターに言わせると、だから「本物」で美しいのだそうです。<br />
　物価もそうですが、ホテルの値段も高いところが多いです。<br />
　建造物の規制も厳しくしているのでしょう、建物はみな低層でよい景観を保っています。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-001.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-001.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="620" height="388" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
コートダジュールの中のサントロペの位置<br />
（地図ソース　Yahoo!  Japan地図より）<br />
</small></strong></div>
　<br />
　サントロペはヨーロッパの人に限らず、世界中の人が集まる有名なバカンス地で、世間は不況でも滞在客の減らない稀な観光地だそうです。<br />
　また数々の映画が撮影されたり、一世を風靡した映画スターの別荘があったり、セレブリティーの集まる場所としてもよく知られています。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>パーティ一日目</big></big></strong></div>
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>6月18日（金）8：50ＡＭ 　トゥーロン到着</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　この週末小旅行の第一日目は、早朝の飛行機でパリから1時間20分で南仏トゥーロン・イエール空港（Aeroport Toulon-Hyeres）へ到着しました。<br />
　レンタカーを借りて走ること西へ50km、1時間ほどでサントロペに着きます。<br />
　ちなみにパリ、トゥーロン間はＴＧＶ（フランスの新幹線、テー・ジェー・ヴェー）で4時間です。<br />
　空港の到着ロビーから外へ出たとたん、真っ青な空からくっきり明るい陽光が射し、アスファルトの地面も光を反射して、視界に映るすべてが白く、輝いて見えます。<br />
　カーディガンを脱いで半袖になり、サングラスをかけたら、気分も一気にバカンスモードに入ります。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>12：00ＰＭ　海へ</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　サントロペにある義理の両親の休暇用のアパートに着いたら、荷物の整理もそこそこに水着の上にビーチ用の薄手のチューブドレスを重ねて、ビーチへ行きます。<br />
　サントロペの人口は5千人、夏のシーズンには数倍にふくれあがりますが、地理的には小さな町です。<br />
　レストランなど施設の整ったビーチはあるにはありますが、数が少ないのです。<br />
　それで海水浴には南隣のラマチュエル（Ramatuelle）へ行くことになります。<br />
　サントロペから車で10分前後のところ、南北5kmに渡って、さらさらの白砂のビーチ、ラ・プラージュ・ド・パンプローヌ（La plage de Pampelonne）があります。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>12：20ＰＭ　パンプローヌのプライベートビーチ</big></big></strong><br /><strong><big><big>“Les Bronzes”　レ・ブロンゼ</big></big></strong><small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　パンプローヌにはプライベートビーチとパブリックビーチが混在しており、ラマチュエルのホームページによれば全部で27か所のビーチがあるそうです。<br />
　パブリックビーチとプライベートの違いは何かというと、プライベートビーチで過ごす人は、パラソルと寝椅子を有料で一日借りることになっています。<br />
　プライベートビーチの客専用の真水のシャワーや清潔なトイレがあり、レストランやバーがあるので、非常に快適に一日を過ごせます。<br />
　<br />
　それぞれのプライベートビーチの雰囲気は違っていて、若くてヒップな雰囲気のところ、レストランが売りのところ、パーティ会場に使える設備のあるところ、静かでシックな雰囲気のところ、家族向けのところなど様々です。<br />
　パブリックも監視員がもちろんいて、トイレ、シャワーがついています。<br />
　サントロペはこれで五回目ですが、子供と砂遊びしたり、ビーチバレーしたりして楽しんだりするのには、パブリックの方が向いています。<br />
　逆にゆっくり一日中ビーチで過ごしたいときや、ちょっと贅沢気分を味わいたいときはプライベートがあっているでしょう。<br />
　プライベートの方はいくつか試してみましたが、これだけチョイスがありますから、自分の好みの雰囲気のところがだんだん分かってきます。<br />
　さて、このレ・ブロンゼビーチはパンプローヌの端、小川が流れ込む変わる美しいシチュエーションにあります。<br />
　そのはずだったのですが、数日前の嵐で押し寄せてきた大量の海草が、目の前に1.5mほどの山になっていて砂浜の寝椅子のところから波打ち際が全然見えません。<br />
　そのせいでしょう、パラソルと寝椅子を借りるお客さんも少なめでした。<br />
　この大量の海草は自治体が集めに来るまで、ビーチの所有者側が勝手に処分してはいけないのだそう。<br />
　しかも、捨てずに沖に戻すらしいのです。<br />
　乾いてからからになった海草を海に戻したって、根付くわけないと思いますが、何らかの自然環境のためのルールがあるのでしょう。<br />
　<br />
　海辺では老いも若きも、肌をとにかく太陽にさらします。<br />
　日焼け後のシミや日焼けの結果の肌の老化はあまり気にしていないみたいですね。<br />
　一日の終わりに湯だったエビみたいな色になってもニコニコしています。<br />
　私は勝手に彼らのことを日光渇望症と呼んでいます。<br />
　私はそんなヨーロピアンがビーチで何時間も寝そべるのを遠目にしながら、海に来たら泳がずにはいられない習性のため、また日ごろの運動不足の反省もあいまって、長い時間水に入ります。<br />
　ビーチで何もしない時間を楽しむ習慣が今だに身につきません。<br />
　それで遊泳場を囲むブイ（浮標）のところでクロールと平泳ぎを繰り返すのです。<br />
　時々波をゆりかごにして、空と抱き合う形で浮いているのも好きです。<br />
　泳いでいると日焼け止めクリームの油分でゴーグルも曇ってくるのですが、仕方がありません。<br />
　若い頃に数年間スキューバダイビングを楽しみ、またその後の数年間のカリフォルニア暮らしの結果、顔に浮かぶシミ、そばかすは多島海さながらなのです。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>1：45ＰＭ　“Aioli”　アイオリ</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　ランチは同じビーチのレストラン“Les Bronzes”でとりました。<br />
　フランス映画の好きな方はご存知かもしれませんが、レストランの名前はパトリス・ルコントの映画のタイトルです。<br />
　ビーチにあるレストランは水着の上にビーチドレスを羽織って、髪を手ぐしで整えたら服装はＯＫです。<br />
　南仏料理アイオリ（Aioli）が壁に立てかけられた手書きメニューの始めにあって、迷わずこれを選びました。<br />
　何度か南仏に来ているのに食べたのは、これが初めてです。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-002.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-002.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="548" height="405" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
中央のココット型に入ったアイオリソース　―にんにく入りのマヨネーズです<br />
</small></strong></div>
　<br />
　ゆで野菜と魚、貝類には荒塩がふってあります。<br />
　卵は固ゆで卵。野菜の茹で具合もちょうどよく、このシンプルなごちそうがとても気に入りました。<br />
　つけるソースの量を加減すれば、意外とヘルシーかもというのは残さず食べた自分への言い訳。<br />
　ちょっと気になった生のにんにくの匂いは夜までには気にならなくなりました。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>同日の夜　9：00ＰＭ 　前夜祭</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　プラス・デ・リス（La Place des Lices）のレストラン　“Le Cafe”<small><font color="red"><strong>(*3)</strong></font></small>にて<br />
　<br />
　Diner en Blanc「白服のディナー」<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-003.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-003.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="544" height="408" /></span>
　<br />
　ヨーロッパの町の中心にはたいてい広場（Place）があって、広場を囲むように商店が立ち並びます。<br />
　サントロペの町の広場プラス・デ・リスにあるレストラン“Le Cafe“で一日目のディナーパーティが盛況です。<br />
　「これは、明日のためのウォームアップよ」とフィリップの一人娘で20代後半のカロリンは言います。<br />
　今夜はみんな白い格好がお約束。<br />
　みんな白だと個性が目立たないのですが、服のスタイルと、アクセサリーや小物使いなどで各自自分らしさを演出します。<br />
　<br />
　ところでパリの有名な“Diner en Blanc”白い服のディナーは毎年6月にあって、今年は一万二千人もの参加者が白い服を着て、食事、食器、ナイフ、フォーク、折りたたみテーブルからすべてを携えて、つまりピクニック一式ごと持って、ルーブル美術館の中庭へ集まって食事をしたそうです。<br />
　今年で23回目のイベントだそうですが、この「元祖」パリの白服ディナーの様子<small><font color="red"><strong>(*4)</strong></font></small>をよく伝える動画がありました。<br />
　テレビ局TF1のサイトのリンクをコラムの最後に貼ります。<br />
　毎回警察の許可なしでしているそうです。<br />
　いつもは統制のとれないフランス人たちがこういう遊びになると、しかも無許可でとなるといっそうエキサイトして一所懸命やるような気がするのは私の偏った見方でしょうか。<br />
　<br />
　さて、サントロペ版「白服のディナー」にもどりますが、ヨーロッパの夏は日が長いので、午後8時に始まってからしばらくはまだ外は明るく、アペリティフの後に広場でペタンク<small><font color="red"><strong>(*5)</strong></font></small>大会をしました。<br />
　ちなみにアペリティフにはアンチョビのピュレのアンショイヤード（L'anchoiade）やオリーブのピュレのタプナード（La tapenade）を野菜のスティックにつけていただきました。<br />
　夏の外でのアペリティフに、オリーブとアンチョビの塩味とうまみと生野菜のさわやかな風味と歯ごたえがとても合います。<br />
　<br />
　夜8時のスタートから2時間たって、おなかもぺこぺこになったあたりでやっと席につきます。<br />
　テーブルの上には地元コート・ド・プロヴァンスの赤やロゼの1.5リットル入りボトルとグラスがならびます。<br />
　若い人はここぞとばかりよく飲むので、空のビンをちょっと持ち上げてウェイターさんに示すのをよく見かけました。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>こんな夏の夜はサイコー</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　ラテン音楽のトリオ（ギター、パーカッション、ダンサー）が場を盛り上げ、みなサルサを踊れても、踊れなくてもノリノリで体を動かします。<br />
　朝6時まで場所を移して楽しんだ人達もいたようですが、私は午前1時前には帰りました。<br />
　あと二日間パーティは続くのです。<br />
　下手の横好きですが、踊るのは好きで、ステップを全然知らないワルツ以外はラテンでも、ロックンロールでもずっと踊っていたいタイプです。<br />
　スタミナがそれほどないので、帰るときもわりとあっさり帰ります。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-004.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-004.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="530" height="398" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
野外のテラスで食事とお酒、ライブミュージックとダンス　サイコーの夏の夜<br />
</small></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>パーティ二日目</big></big></strong></div>
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>6月19日（土）　8：30ＰＭ</big></big></strong></div>
　<br />
　ラマチュエル　パンプローヌビーチ“Stephano Forever”<small><font color="red"><strong>(*6)</strong></font></small>にてメインパーティ<br />
　<br />
　「マハラジャ時代のインド」のテーマディナー<br />
　<br />
　どこまでも続くかのような白い砂の海岸にある、レストランの大きなテラスが会場です。<br />
　エントランスからインド風の装飾が施され、エントランスの両側をシヴァ神などヒンドゥー神々の彫刻とワインクーラーに生けられたオレンジ、赤、黄色の花が彩り、薄布をまとったダンサーがあちこちでポーズを取っています。<br />
　会場入りして、ものの数十秒でマハラジャに招待されたゲストの気分になれました。<br />
　ちなみに会場は普段はダンスショーが見られるキャバレーレストランです。<br />
　ハードゲイ風が人気のレイザーラモンＨＧさんのいでたちに似た、レストランのオーナーのステファノの趣味か、店内もテラスもバロック風の装飾がされています。<br />
　白いコンクリートの彫像がいくつもあり、彫像も派手色リボンを巻かれて、しっかりインド風に変身していました。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-005.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-005.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="421" height="561" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
かわいらしいダンサーとマリーゴールドや鶏頭の花、<br />
そしてこの夜のためにインドから買ってきた木彫刻や装飾品が会場の各コーナーを飾ります<br />
</small></strong></div>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-006.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-006.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="391" height="521" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
会場入りする気合の入ったおしゃれのマダム達<br />
衣装はこの日のためにパリやロンドンのインド衣装の店で買ったもの<br />
</small></strong></div>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-007.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-007.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="513" height="385" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
この日の主役フィリップは当然マハラジャ　濃い目メイクで完璧な扮装<br />
</small></strong></div>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-008.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-008.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="513" height="385" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
会場はビタミンカラーの洪水　女性はサリー、男性は丈の長いクルタ姿が多かった<br />
</small></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>9：30ＰＭ　夜の始まりはダンスから</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　入念にメイクをした8人のダンサーがばっちりあった動きで魅せるダンスは、体のキレもあってさすがはプロ。<br />
　ソロで出てきた、細く手足の長い黒人男性の素早い動きのダンスも目が離せませんでした。<br />
　ダンサーは艶やかでしなやかで、言うことなし。<br />
　私の後ろでダンスを見ている中年男性グループは「俺はあの子」「前列右から二人目」などどと品定めに夢中のようです。<br />
　振り向いて見てみれば、その中に舅もいました。<br />
　うれしそうに、あら。夜がふけて時間が午前に変わるころには、両手に火のついたバトンを持って回すファイヤーダンスも披露してくれました。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201006-009.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201006-009.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="615" height="424" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
ボリウッドの映画のダンスさながらに<br />
</small></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>チーズはあったのか？</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　ビュッフェでは本格的なインド料理が出されました。<br />
　タンドリチキン、タンドリサーモン、レンズマメ、チキン、ラムなど数種類のカレー、サフラン色に染めたご飯粒が彩りを添える白いバスマティ米のご飯、「パニール」という乳を煮て、レモンやライム汁を加えて固めたチーズの入ったほうれん草のカレーなど数多くのチョイスがありました。<br />
　また、会場のステファノ・フォーエヴァーは普段はイタリア料理をだすレストランということで、イタリアンメニューもたくさんありました。アーティチョークやにんじん、カリフラワーのイタリア風てんぷらがおいしかったのが印象に残っています。<br />
　またイタリアンチーズといえば、料理の後、デザートの前には、30センチもの長さの三つ編み形をしたモッツァレラが出されました。<br />
　ふつうにぎりこぶしのような丸い形のものが一般的ですが、こういう三つ編みの形のものはtreccia（三つ編みの意味）と呼ばれているようです。<br />
　残念ながら暗すぎて写真に収められなかったのですが、三つ編み型の重さ2、3キロくらいのものが、3つ4つほど並べて出ていました。<br />
　200人を超えるビュッフェディナーですからプラトーではチーズが出しにくいのでしょう。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>10：00ＰＭ　強い潮風に吹かれ、「さ、さむい〜」</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　アペリティフ、ダンスのショー、フィリップの友人の劇などが終わり、やっとディナーが始まる夜10時ころには、この季節には珍しい強い潮風が吹き荒れました。<br />
　サリーやクルタ姿で薄着の招待客は皆震えていました。<br />
　野外のディナーは天候に左右されやすいのが玉にキズです。<br />
　民族衣装とは妙にチグハグなジャケットやショールを羽織る人が目立ち始めました。<br />
　それでも遊ぶときは徹底して遊ぶフランス人達、がんばって我慢して一晩中外で過ごしていました。<br />
　暑かった昼の気温で油断して、羽織るものを持ってきていなかった、うかつな私達一行はラウンジでひと休みしては、また外のパーティに戻りと、行ったり来たりを繰り返し、夜更けまで過ごしました。<br />
　<br />
　フィリップへの誕生日のプレゼントは著名なドイツ人現代画家に「特別に」依頼して書いてもらった大きな絵と、それを買った残りのお金。<br />
　「世界一周旅行に行ってらっしゃい」というメッセージと一緒にフィリップに渡されました。<br />
　お金を友人皆でプールして、ちょっと豪華なプレゼントを贈るというのはよくあるみたいです。<br />
　インド風の衣装、食事、出し物、デコレーション、どれもこだわりつくした饗宴ですが、本物のインド人が一人もおらず、どこまでもフランス的なパーティでした。<br />
　もし、これが江戸時代の日本がテーマのパーティで、日本人が私一人だとしたら、妙な感じがしたでしょう。<br />
　「日本風ではあるけど、センスもいいんだけど、何か変」というのを、あちこちで感じたでしょう。<br />
　だから、このインドパーティもインドの方がいなくてよかったかもしれません。<br />
　<br />
　ところでインド女性の衣装サリーも男性の衣装クルタも着心地のいい服です。<br />
　どこも締め付けませんし、風通しもよくて、動けるし、踊れますし、パーティに向いています。<br />
　値段も高くないので、仮装パーティに招かれたら、ぜひ。<br />
　<br />
　次回のコラムでは、「初夏のSaint-Tropez Vol.2　祭りの後（仮題）」をお伝えします。<br />
　インドのテーマパーティの翌日にラマチュエルの別のビーチで開かれたブランチパーティの様子やサントロペの野外マルシェの様子をお伝えします。マルシェで見かけて購入したサントロペのフレッシュシェーブルやプロヴァンスのシェーブルなどの今が旬で、夏に食べたいチーズも一緒にご紹介する予定です。
　<br />
　<hr>
　<br />
　脚注：<br />
<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>Coteのoにつくアクソンなど、サイト都合によりアクソンは省略させていただいております。<br />
　<br />
<small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small>プラス　デ　リスにあるカフェレストラン　「ル・カフェ」<br />
　Le Cafe<br />
　Place des Lices<br />
　83990 saint tropez<br />
　04 94 97 44 69<br />
　http://www.lecafe.fr/<br />
　<br />
<small><font color="red"><strong>(*3)</strong></font></small>ビーチレストラン　「レ・ブロンゼ」<br />
　Les Bronzes<br />
　Quartier Bonne Terrasse<br />
　83350 Ramatuelle<br />
　04 94 79 81 04<br />
　http://plage-restaurant.restaurantplagelesbronzes.com/<br />
　<br />
<small><font color="red"><strong>(*4)</strong></font></small>TF1のサイトから　「2010年白のディナー」　Le Diner en blanc 2010<br />
　http://videos.tf1.fr/infos/2010/un-diner-en-blanc-loin-de-la-patee-des-bleus-5885409.html<br />
　<br />
<small><font color="red"><strong>(*5)</strong></font></small>ペタンクは南仏生まれのスポーツで、競技の最初にコショネと呼ばれる色つきの小さな玉をあらかじめ投げておきます。<br />
　サークルの中からコショネに向かってできるだけ近くに投げるゲームです。<br />
　１対１でも、２〜３人のチーム対抗でもできるようです。<br />
　南仏の町の広場では、おじちゃん達がやっているのをよく見かけます。<br />
　<br />
<small><font color="red"><strong>(*6)</strong></font></small>ステファノ・フォーエヴァー<br />
　Stephano Forever<br />
　Plage de Pampelonne<br />
　Route des Tamaris<br />
　Ramatuelle<br />
　04 94 55 58 00<br />
　http://www.stefanoforever.com/<br />
　<br />
　<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
    </content>
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    <title>ブリーチーズの製造所を訪ねて</title>
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    <published>2010-05-31T06:19:52Z</published>
    <updated>2010-05-31T07:50:26Z</updated>

    <summary>　 　 　 　まだ肌寒い３月のある日、パリの東50キロメートル、車で小一時間のと...</summary>
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        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[　<br />
　<br />
　<br />
　まだ肌寒い３月のある日、パリの東50キロメートル、車で小一時間のところにある、<br />
ブリーチーズの製造、熟成を営む「フロマジュリー・ルゼー＜Fromagerie Rouzaire＞」を<br />
訪ねました。<br />
　パリから東へ伸びる高速道路A4を降りた後は、セーヌ・エ・マルヌ県の穀倉地帯を横目に、<br />
さらに国道を南東に20kmほど走ったところにある町、トゥルナン・オン・ブリー＜Tournan-en &#8211;brie＞<br />
（以下トゥルナンと記す）。<br />
「En-brie」というのはブリーにあると言う意味で、ブリー地方で作られているチーズが、<br />
ブリー・ド・モーやブリー・ド・ムラン、クロミエなどのフランスの人気チーズです。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>トゥルナン・オン・ブリー</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　町の中心には、中世のガーランド城の塔門があり、その門に接した建物内に市役所があります。<br />
　12世紀から13世紀にかけてトゥルナンを支配した封建領主のガーランド家の城跡のうちで、<br />
この塔門だけが現在まで残されました。<br />
　この門をくぐったら700年、800年の時をタイムスリップして中世の街に出られるような気に<br />
させられます。<br />
　トゥルナンの市章もこの塔門ですし、フロマジュリー・ルゼーのトレードマークもこの塔門です。<br />
　これまでに、街の主催で「中世祭り」というのも行われたようで、そのポスターもやはり<br />
この塔門です。<br />
　町のシンボルマークなんですね。<br />
　町の持つ歴史を自分たちのものとして誇る気持ちが素敵です。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-001.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-001.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="521" width="391" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
２つの塔からなるガーランド城門<br />
</small></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>フロマジュリー・ルゼー</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　町なかから数百メールのところにフロマジュリー・ルゼーの事務所と熟成所があります。<br />
　外観からは事務所のように見えない、まるで一般家屋のような事務所の右隣に熟成所があり、<br />
熟成所のゲート内にはルゼーの名前の入ったチーズの運送トラックが駐車されていました。<br />
　ここで製造されたチーズは、近所にある熟成室で熟成され出荷を待ちます。<br />
　<br />
　フロマジュリー・ルゼーの現在の社長はマーク・ルゼーさんといいますが、お姉様の<br />
　シルヴィさんもやはりこの会社に籍を置き、当日の熟成所の案内は彼女がしてくださいました。<br />
　チーズの製造、販売を始めたのは、彼らの祖父母で、マークさんやシルヴィさんは現在<br />
3代目というわけです。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-002.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-002.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="361" width="481" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
パリ国際チーズ見本市にて　マークさんご夫妻、F.R.マーケティング近藤社長とお父様<br />
</small></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ルゼーのチーズ</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　ルゼーのチーズはフランス国内はもちろん、フランス国外でも高い評価を得ており、<br />
アメリカ、日本、韓国、西欧、東欧など、十数カ国へ輸出されており、大きく分けて<br />
3つのカテゴリーのチーズを作っています。<br />
　すべて、ブリー地方特有の白カビタイプのものです。<br />
　<br />
・一つ目のカテゴリー<br />
　<br />
　「ブリー・ド・モー AOP<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>」＜Brie de Meaux＞、「ブリー・ド・ムラン AOP<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>」＜Brie de Melun＞<br />
などの伝統的な製法を守ったブリーやクロミエ＜Coulommiers＞、ブリー・ド・ナンジ＜Brie de Nangis＞<br />
やフュジェルス＜Fougerus＞などの比較的有名なものがあります。<br />
　それに加え、マークのお父様やおじい様の世代が作ったチーズを自分たちで市場へ持っていって<br />
売っていた時代に、客の要望に合わせて、新しく作っていったルゼーのオリジナルチーズなども含めて、<br />
現在13種類のチーズが作られています。<br />
　<br />
・二つ目のカテゴリー<br />
　<br />
　下の写真のブリア・サヴァラン＜Brillat&#8211;Savarin＞というトリプルクリームのチーズに、黒ゴマ、<br />
マスタードやトリュフクリームなどをサンドイッチした、「ル・ファン・ブリヤード」＜Le Fin Briard＞。<br />
　見た目に美しく、ゴマやマスタードをはさんだものは、つぶつぶとクリーミーなチーズの食感の違いが<br />
楽しいです。<br />
　トリュフクリームのタイプは、華やかな感じがして、お祝いの季節には必ず人気が上がります。<br />
　トリュフクリームとブリー・ド・モーの組み合わせのものも熟成室で見かけました。<br />
　食いしん坊の私には垂涎ものでした。<br />
　他には、オレンジリキュールのグランマニエとオレンジピールを加えたものなどがあります。<br />
　これらの商品群は、現在の社長のマークさんのアイデアが形になったものだそうで、チーズ見本市で<br />
試食させていただいた時にも、販売促進してゆきたい、ルゼーの新たな魅力にしたいという熱意を<br />
感じました。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-003.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-003.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="393" width="523" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
マスタード入りのファン・ブリヤード<br />
</small></strong></div>
　<br />
・三つ目のカテゴリー<br />
　<br />
　三つめは伝統的ブリーの味わいを尊重しつつ輸出先の決まりに合わせて殺菌乳で作られた<br />
ブリー・ド・モー、ブリー・ド・ムランタイプのチーズ、「フロマージュ・ド・モー」と<br />
「フロマージュ・ド・ムラン」。<br />
東欧、北米などによく輸出されているそうです。<br />
ブリーなどの伝統的なチーズがおいしいのはもちろん、3代に渡ってチーズを作り、商ってきた<br />
経験から新しく生まれたチーズを持っていることが、ルゼーの強みであり個性になっています。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ブリーの製造工程</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　ルゼーのチーズ、特にブリーがどんな工程で作られているのかを、ルゼー社から使用許可を<br />
　いただいた写真とテキスト（緑の背景のもの）と一緒に簡単に紹介します。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-004.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-004.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="368" width="491" /></span>
<div style="text-align: center;">
<table style="border: medium none;" align="center" width="550px">
<tbody>
<tr>
<td valign="top">1&nbsp;</td>
<td align="left">（写真右上）地元の契約酪農場から届く牛乳をロットごとチェックして品質と安全性の<br />コントロールを行う。</td>
</tr>
<tr>
<td valign="top">2&nbsp;</td>
<td align="left">（写真左上と下の2枚）牛乳をタンクに移し、乳酸菌を加えることで風味をよくする。</td>
</tr>
<tr>
<td valign="top">3&nbsp;</td>
<td align="left">製造するチーズの種類に最適な脂肪分にするために、いったん水分と脂肪分を分離させて<br />クリームを取り出し、必要分のクリームをまた加えたりして、それぞれのチーズに<br />最適の脂肪分にととのえる。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-005.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-005.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="368" width="491" /></span>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-006.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-006.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="368" width="491" /></span>
<div style="text-align: center;">
<table style="border: medium none;" align="center" width="550px">
<tbody>
<tr>
<td valign="top">4&nbsp;</td>
<td align="left">
牛乳を製造室へ運ぶ。<br />
凝乳酵素を加え、固まってきたら、垂直にサーベルでまず、数箇所切り目を入れる（写真2）。<br />
凝乳酵素で、どろどろの液状の乳が、お豆腐みたいに固まっているのがわかります。<br />
（写真1）この凝乳酵素は、仔牛の胃からとりだしたもので、レンネットと呼ばれています。<br />
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-007.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-007.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="368" width="481" /></span>
<div style="text-align: center;">
<table style="border: medium none;" align="center" width="550px">
<tbody>
<tr>
<td valign="top">5&nbsp;</td>
<td align="left">
ブリーのスコップと言う意味のペル・ア・ブリー（写真上）で、すくって型に入れる。<br />
ペルは巨大なお玉の形をしています。<br />
4と5の工程でチーズのもとである凝乳をまずはサーベルで垂直に、その後ペルで水平に<br />
切るのは、水分（乳清）をまんべんなくよくきるためです。<br />
型の下には、ブリー・ド・モーの場合、植物性のすのこが引いてあり、ここでまた<br />
余分な水分をだします。<br />
</td></tr>
<tr>
<td valign="top">6&nbsp;</td>
<td align="left">
チーズの上下をひっくり返します。<br />
</td>
</tr>
<tr>
<td valign="top">7&nbsp;</td>
<td align="left">
塩をふります。チーズの側面にも、丁寧に手で塩を付けていました。<br />
</td>
</tr>
<tr>
<td valign="top">8&nbsp;</td>
<td align="left">
霧吹きでひとつひとつのチーズにペニシリンを噴射します。<br />
</td>
</tr>
<tr>
<td valign="top">9&nbsp;</td>
<td align="left">
その後、乾燥室に置かれます、その間に白いカビが生えてきます。<br />
チーズの白カビはLa fleur＝花と呼ばれています。<br />
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-008.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-008.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="307" width="409" /></span>
<div style="text-align: center;">
<table style="border: medium none;" align="center" width="550px">
<tbody>
<tr>
<td valign="top">10&nbsp;</td>
<td align="left">
熟成室に運ばれます。写真上の熟成室の温度は6℃から10℃。<br />
湿度は95％に保たれています。<br />
下の写真のように、週に2回ほど、上下さかさまにひっくり返します。<br />
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201005-009.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201005-009.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="385" width="289" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
手際よくひとつひとつ
</small></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>手作業のチーズ作り</big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　今回訪れたルゼーのチーズ製造工場は４つの部屋からなっています。<br />
　タンク室、製造室、乾燥室、器具洗浄室に区切られた各部屋で、忙しく作業される<br />
何人もの従業員の方にお会いしました。<br />
　チーズの元になる牛乳をタンク室から製造室に運ぶところから始まり、サーベルという<br />
大きなパレットナイフ状のもので、バケツの凝乳に切り込みを入れるのも、手作業です。<br />
　ペル・ア・ブリーというお玉ですくって型に入れるのも、チーズの元が固まった後に<br />
上下をひっくり返すのも、ひとつひとつに塩を振るのも、ペニシリンを霧吹きで<br />
噴射するのも手作業。<br />
　熟成室に並ぶチーズを扱うのも人の手です。<br />
　ひとつの金棚に2個から5個ほどチーズが載せられていて、その棚が20段ほども<br />
積まれています。
　チーズの載った棚は、10キロ以上の重さがありますが、やはり一段一段、<br />
人がひっくり返しています。<br />
　年中真冬のように寒い熟成室での作業ははっきりと重労働です。<br />
　<br />
　この製造所は、工場というよりも、「コウバ」と呼びたい規模でした。<br />
　ひとりひとりの受け持ちがはっきり分かれているわけではなく、熟練したチーズ職人の<br />
製造責任者の下、ひとりひとりが複数の作業をこなしているようでした。<br />
　ここではチーズを機械で作っているのではなくて、人が器具を使って作っています。<br />
　手で触れて分かる感覚が大事にされているのだと分かります。<br />
　<br />
　今回ルゼー社を訪れて、熟練したチーズ職人が製造全般にかかわり、目をくばり、<br />
ひとつひとつのチーズを手間と時間をかけて作っていると自分の目で見て実感できました。<br />
　パリから近いトゥルナン・オン・ブリーで、チーズ作りを家業として3代に渡って続けて<br />
　きている人たちに出会えたことは、非常な喜びでした。
　<br />
　私が申すのも僭越ながら、3代にわたってブリーを作るルゼー家だから、この日本において、<br />
珍しくも2代にわたってチーズの輸入販売を行う近藤家<small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small>とはしっくりくるものがあり、<br />
これからよい仕事をしてゆけるだろうと感じています。<br />
　<br />
　<hr>
　<br />
　脚注：<br />
　<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>AOP＝原産地保護呼称<br />
　Apellation d'Origine Protegee（アペラシン・ドリジン・プロテジェ）の略で、<br />
　AOC統制原産地呼称という。<br />
　伝統的製法で作られた高品質の食料品を広く一般の消費者に知ってもらうために<br />
　作られたフランスの制度のEU版と言ってもよいもので、基本的に同じ役目を果たす。<br />
　<br />
　AOPはEU委員会が定めるEU各国においての認証制度。<br />
　フランスでのAOC表示は今後EUのAOP表示に変わってゆきます。<br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small>近藤家<br />
　近藤家も、フロメックス・ジャポンの経営者でおられるお父様の文孝さん、<br />
　FRマーケティング社長の功一さんと2代にわたってチーズの輸入、販売、<br />
　マーケティング、コンサルティング業務を営む<br />
　<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年目の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />

]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>ドライジャック</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2010/04/post-8.html" />
    <id>tag:www2.f-r-m.co.jp,2010:/cgi-bin/profession_fromager//4.99</id>

    <published>2010-04-19T16:50:09Z</published>
    <updated>2010-04-19T17:46:01Z</updated>

    <summary>　 　 　 　チーズ店の友人と近々行くサンフランシスコ旅行の話をしていた。 　フ...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[　<br />
　<br />
　<br />
　チーズ店の友人と近々行くサンフランシスコ旅行の話をしていた。<br />
　フランスを始め、ヨーロッパのチーズに精通している人だが、アメリカのチーズというと<br />
ぴんと来ないらしい。<br />
「アメリカの、カリフォルニアのチーズってどんなのがあるの？」と聞かれ、<br />
「えーっと、モントレージャックなんか知られているよ」とは答えたものの、<br />
　5年もカリフォルニアに住んでいたのにその味も特徴も覚えていない。<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201004-001.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201004-001.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="476" width="357" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
7年ほど前に大改装された、ＳＦの新しいフードスポット<br />
ビル内のショッピングアーケードにあるベイエリアで有名な<br />
パン屋アクメ　ブレッド（Acme Bread）と<br />
こだわりチーズ屋<small><font color="red">(*1)</font></small>カウガール　クリーマリー（CowGirl Creamery）に寄ろう。<br />
パンとチーズを買って、ベイブリッジをながめつつ、ベンチに座って食事をしてもいい。<br />
<small><font color="red">(*2)</font></small>朝市でタルトと新鮮フルーツを買って、朝ごはんというのもしゃれている。<br />
平日の昼は近辺のビジネス街で働く人々がランチに訪れる。<br />
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>モントレージャックの由来</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　モントレージャック別名ジャック、もしくはカリフォルニアジャックはカリフォルニアの歴史と<br />
密接にかかわっている。<br />
　モントレーはサンフランシスコの南、モントレー湾ぞいの町の名前で、チーズはその近辺の<br />
修道院で作られていたことから、こういう名前で呼ばれるようになった。<br />
　18世紀にスペインからメキシコを経て、カリフォルニアに宣教に来たフランシスコ会修道士が<br />
モントレージャックの元になるチーズを伝えたと言う。<br />
<br />
　もっとも、商業ベースに乗せられて広く流通する前は、「田舎のチーズ」'queso del pais'と<br />呼ばれていた。<br />
　スコットランド出身の大地主デイヴィッド・ジャックス（David Jacks）が自前の酪農場でこのチーズを<br />
大量生産、販売して成功したので、ジャックチーズの名が広まった。<br />
<br />
　ではスペインが原産のチーズかというとそうではなく、元をたどれば、ローマ帝国、<br />
現在のイタリアで人気のあったチーズがローマ軍の進行とともに、マヨルカ島を経て、<br />
スペインに伝わったものだということがいくつかの研究で分かっているそうだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ドライジャック</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　今回取り上げるドライジャックはそんなモントレージャックの一つだ。<br />
　カリフォルニア　ソノマ郡にある<small><font color="red">(*3)</font></small>ヴェッラ　チーズカンパニー（Vella Cheese Company）<br />
の18ヶ月熟成ドライジャック（商品名Special Select Dry Monterey Jack Cheese）を<br />
サンフランシスコ近郊の友人宅で食べた。<br />
　カリフォルニアのチーズもなかなかやるじゃないかと興奮してしまった。<br />
　後で調べたらこのチーズ製造者は近年アメリカ国内のコンペティションで賞をたくさん取っているようだ。<br />
<br />
　サンフランシスコ　クロニクル紙（San Francisco Chronicle）のフードライター、<br />
ジャネット・フレッチャー（Janet Fletcher）もヴェッラ　ドライジャック（Vella Dry Jack）を<br />
<small><font color="red">(*4)</font></small>カリフォルニア チーズアイコン10の一つにあげている。<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201004-002.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201004-002.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="384" width="513" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
ドライジャック　写真のものは7−10ヶ月熟成のものと思われる<br />
写真ソース：<a href="http://www.public-domain-image.com" target="_blank">http://www.public-domain-image.com</a><br />
</small></strong></div>
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201004-003.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201004-003.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="384" width="512" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
ヴェッラ　ドライジャック　スペシャルリザーブ<br />
</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ヴェッラのドライジャック</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　青みがかった黄金色で、熟成が進んだ18ヶ月もののドライジャックは、パルミジャーノのような食感。<br />
　それもそのはず、こんなエピソードも。<br />
　カリフォルニアにイタリア系の移民がたくさん入って、故郷で食べたパルミジャーノや<br />
グラナ・パダノチーズを懐かしんだ。<br />
　そこで、容易に手に入るローカルなジャックチーズを熟成させてみたら、似た感じのものができた。<br />
　もちろんイタリア系移民によく売れたと言うお話。<br />
<br />
　チェダー系ということだが、特徴的な刺激は後からかすかに来る感じで、ナッツの風味に加え、<br />
甘くてほんの少ししょっぱいフランス、ブルターニュ地方の塩バターキャラメルのような風味。<br />
熟成期間の長いドライジャックはナイフを入れると、ボロッとくずれるが、<br />
かけらをつまんで食べる。食べる。食べる。なかなか止まらない。<br />
<br />
　印象的な黒い外皮は、ココア、黒胡椒、植物油をあわせたもの。<br />
　乾燥からくるひび割れなどを防ぎ、風味を与えるユニークな方法。<br />
<br />
　ワインとの組み合わせは、どこのワイナリーのものだったか、チーズと同じソノマの<br />
ソーヴィニョン・ブランを飲んだ。<br />
　このチーズの産地と同じ、カリフォルニア、ソノマヴァレーのシャルドネー、ソーヴィニョン・ブラン、<br />
ピノ・グリをあわせてみてはどうだろう？<br />
　先にあげた「カリフォルニア　チーズアイコン10」を書いたチーズライターのジャネット・フレッチャーは<br />
ジンファンデルを薦めている。<br />
<br />
　モントレージャック（Monterey Jack）、カリフォルニアジャック（California Jack）、ジャック（Jack）、<br />
ペッパージャック（Pepper Jack）など、アメリカのチーズ売り場にはジャックの名のついたチーズが<br />
たくさん置いている。<br />
　これらは元は同じチェダー系のチーズで、大量生産されているものが多そうだ。<br />
　価格も安くサンドイッチに挟んだり、オムレツに入れたり、タコスなどのTex-Mex料理によく使われる。<br />
　良くも悪くも、印象に残らないチーズと言える。<br />
　今回取り上げたヴェッラ（Vella）のドライジャック　スペシャルリザーブは1ポンド(約450g)当たり15ドル<br />
と決して安くはないものの、ワイングラス片手のくつろぎの時間を豊かにしてくれるチーズだ。<br />
　もちろんチーズおろしでおろして、スープやサラダにいれてもいい。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">
<table style="border: 1px solid black;" align="center" border="1" width="500px">
<tbody>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>ドライジャック　スペシャルリザーブ　(商品名Special Select Dry Monterey Jack Cheese)</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>種類：ハード チーズ</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>産地：カリフォルニア　ソノマ郡 ヴェッラ　チーズカンパニー（Vella Cheese Company）</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>原料乳 ：牛乳（殺菌）</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>熟成期間 ：18ヶ月から24ヶ月</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>重さ：約3.4kg</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>凝固には植物性レンネットを使用</td></tr>
</tbody>
</table>
</div>
<br />
　今回の訪米で、アメリカのチーズというと、ハンバーガーに挟まっているようなものしかない<br />
というのは古い偏見で、品ぞろえにこだわるチーズ屋はどこも成功しているという印象を持った。<br />
　サンフランシスコ　ベイエリアはナパ、ソノマという、プレミアムワインの産地をそばに持つため、<br />
ワイン＆チーズと言う食文化が広まっている。<br />
　ベイエリアのチーズ店、オーガニック系スーパーなどのチーズ売り場では、ヨーロッパ、<br />
特にフランス、イタリアからの輸入チーズを揃えているのはもちろん、下の写真にあるように<br />
カリフォルニア、ウィスコンシンというアメリカ2大チーズ生産地のチーズが、<br />
店頭の一番目立つ場所に誇らしげに売られている。<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201004-005.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201004-005.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" height="384" width="512" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>
カリフォルニア、ウィスコンシン産、その他のチーズ<br />
商品名の下の黄色い四角の白抜き文字ＲとはRaw Milk　無殺菌乳のこと<br />
</small></strong></div>
　<br />
　<hr>
　<br />
　脚注：<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-201004-004.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-201004-004.jpg" class="mt-image-none" style="" height="238" width="317" /></span>
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>カウガール　クリーマリー（COWGIRL CREAMERY CHEESE SHOP AT THE FERRY PLAZA）<br />
　1 Ferry Building, #17 <br />
　San Francisco, CA 94111 <br />
　(415) 362-9354<br />
　Fax (415) 362-9355<br />
　Open 7 days a week<br />
　Monday through Friday, 10am - 7pm<br />
　Saturday, 8am - 6pm (open early for the Farmers Market)<br />
　Sunday, 10am - 5pm<br />
　<a href="http://www.cowgirlcreamery.com" target="_blank">カウガールクリーマリー　サイト</a><br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small>フェリープラザの朝市<br />
　Ferry Plaza Farmers Market (Embarcadero)<br />
　Tuesdays: 10 a.m-2 p.m. <br />
　Saturdays: 8 a.m.-2 p.m. <br />
　Ferry Building<br />
　1 Ferry Plaza<br />
　415-291-3276<br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*3)</strong></font></small><a href="http://www.vellacheese.com/" target="_blank">ヴェッラ　チーズ　カンパニー　（Vella Cheese Company）　ウェブサイト</a><br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*4)</strong></font></small><a href="http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2009/03/29/FDFV16DNIN.DTL" target="_blank">「カリフォルニア　チーズアイコン10」ジャネット・フレッチャー著<br />
　10 iconic California cheeses by Janet Fletcher</a><br />
　<br />
　<hr>
<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年目の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>国際農業見本市　Salon International de l&apos;Agriculture</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2010/03/salon-de-lagriculture.html" />
    <id>tag:www2.f-r-m.co.jp,2010:/cgi-bin/profession_fromager//4.96</id>

    <published>2010-03-11T06:01:36Z</published>
    <updated>2010-03-11T07:00:53Z</updated>

    <summary> 　パリ市内の南にあるポルト・ド・ヴェルサイユで年に一回開催される国際農業見本市...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[<br />
<br />
<br />
　パリ市内の南にあるポルト・ド・ヴェルサイユで年に一回開催される国際農業見本市<br />
<small><font color="red">(*)</font></small>Salon International de l’Agriculture（以下農業見本市）に行ってきました。<br />
　今年2010年は2月27日から3月7日まで9日間にわたって開催されました。<br />
　期間中、2月28日から3月3日の4日間に共同開催のチーズ見本市 Salon du fromage が同じ<br />展示会場で行われました。<br />
　この二つの催しは、農業見本市が一般向けで年に一回、チーズの方は業者向けに二年に一回<br />催されています。<br />
　<br />
　農業見本市もチーズ見本市も初めて行きましたが、農業見本市の規模、来場者の数、食べ物の匂い、動物の数には圧倒されました。<br />
　そこで今回のコラムではチーズ見本市について書く予定を変更して、農業見本市のことを書いてみたいと思います。<br />
　この農業見本市は、とてもよく知られたフランスの食のお祭りで、毎年60万人以上の人が、カップルで、あるいは友人同士、または家族連れで訪れます。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>農家の皆さんはサルコジよりシラクが好き</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　先進国の中では、農業に重きをおいているフランスの大統領も毎回農業見本市を視察します。<br />
　これを書いている3月5日はシラク前大統領が訪れ、明日の6日はサルコジ大統領が視察するとテレビ、ラジオで伝えています。<br />
　見本市出展者の多くが、農業に携わる人達で、“シラキスト”（シラクのファン）がたいへん多いそうです。<br />
　毎年見本市を訪れるシラクさんを、農業関係者らは今でも「シラク大統領！」と迎えます。<br />
　それに対して、毎回の滞在時間もずっと短いサルコジ大統領は、一昨年の農業見本市視察の際、<br />通行人との汚い言葉の応酬をテレビカメラにキャッチされてしまいました。<br />
　そうしたハプニングもあったサルコジ大統領は、不況で農業従事者の収入が減る中、「醒めた」目線の<br />出展者たちに迎えられる可能性があります。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>フランス食品大市場</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　見本市会場はいくつかのパビリヨンに分かれており、私が最初に行ったフランス物産市は2階建てで<br />一番大きな7番パビリヨンにありました。<br />
　中はフランスの地方ごとにセクションに分かれています。<br />
　セクションごとに観光地図やホテル、民宿の情報をもらえる受付があり、地方料理のデモンストレーションや、観光宣伝を行うステージがあり、あとは、店、店、店です。<br />
　<br />
　チーズ、フォアグラ、鴨のスモーク、ハム、ソーセージ、ワイン、リカー、ビール、果物のジュース、<br />チョコレート、マカロン、ヌガーとほぼ見るものすべてを試食、試飲できます。<br />
　食べてみて本当に気にいったものを購入できるというわけです。<br />
　フランスのおいしい食品、伝統的食品を一同に集めた、この物産市の規模は圧倒的で、<br />全部見て回るには半日以上はかかります。<br />
　<br />
　中には地方色を出した簡易レストランがいくつかあり、ちょうどお昼ご飯の時間帯、血色のいいフランス人中高年男女が健康な食欲を見せていました。<br />
　ランチで20ユーロ前後（約2500円）、飲み物も入れるともう少しかかるので、こうしたお値段のはる<br />レストランをさける若者たちは会場の隅っこの床にひざを曲げて座り、これも会場で売られている生ハムやパテ、フォアグラ入りサンドイッチをほおばっていました。<br />
　<br />
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-01.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-01.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="513" height="385" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>シャンパーニュ=アルデンヌ地方の料理を出すレストラン</small></strong></div>
　<br />
　上の写真は巨大フライパンに入ったジャガイモ、ベーコン、アンドゥイエットソーセージ（andouillette）、シャウルスチーズ（chaource）、トム・ド・サヴォアチーズ（tomme de Savoie）、生クリーム、シャンパンの入った「ポワレ・アルデネーズ」という料理です。<br />
　サーブしているのを見たのですが、これはメインの肉の付け合せでした。<br />
　フランス人の健康な胃腸に脱帽！<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>サロンで出会ったおいしいチーズ</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　フランスチーズはもちろん農業見本市の華で、すべての地方のチーズが揃っていました。<br />
　ウインドウの中にあるけれど試食皿に並んでいないチーズでも、頼めばすぐに切って<br />味見させてくれました。<br />
　食べてみて、気に入ったチーズを写真と一緒にお見せします。<br />
　<br />
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-02.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-02.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="513" height="385" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>コルシカ島の乳清と羊乳でできたフレッシュチーズ　ブローチュ（Brocciu AOP）</small></strong></div>
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-03.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-03.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="513" height="385" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>
これもコルシカ島のチーズ<br />
真ん中のハーブに包まれたモンタティム（Montatimu）はサリエットとローズマリーの<br />
ドライハーブ“マキ”（Maquis ）で包まれた、フレッシュでしっとりしたかすかに酸味のある羊乳のチーズ</small></strong></div>
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-04.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-04.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="503" height="377" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>
左　バスク地方オッソー・イラティ（Ossau-Iraty AOP）<br />
羊の無殺菌乳から作ったチーズにエスペレット唐辛子(これもAOP食品)を塗ったもの<br />
右　バスク地方の山羊乳と羊乳のチーズ　濃厚な味<br />
　</small></strong></div>
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-05.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-05.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="513" height="385" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>やっぱりおいしいブリー・ド・モー（Brie de Meaux AOP）</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>農業見本市のもう一つの魅力</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　3月初旬にパリを旅行される機会があれば、毎年この時期に催される農業見本市にぜひ足を<br />運んでみてください。<br />
　「味覚」のフランス一周はもちろん、一日に複数のパビリヨンを回れる胃袋と体力があれば、<br />世界一周も不可能ではありません。<br />
　フランス物産市以外にも、世界の食品を集め、購入できる世界の物産市のパビリヨン、牛、羊、豚、<br />ヤギ、鶏を見られるパビリヨン、馬、ポニー、ロバ、ウサギ、犬などを見られるパビリヨンなど見所が<br />いくつかあり、1000の出展者と1300頭の動物を全部見て回るには、たっぷり2、3日はかかるでしょう。<br />
　ちなみに、ここに連れてこられた動物達の多くが見本市開催中の品評会に出されます。<br />
　優勝するなどいい成績を収めた牛、馬には紹介パネルにメダルのマークが張ってありました。<br />
　<br />
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-06.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-06.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="512" height="384" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>優しい顔をしていました</small></strong></div>
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-07.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-07.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="503" height="377" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>プリム・ホルスタイン種<br />乳量が多い乳牛種として知られています</small></strong></div>
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-08.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-08.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="503" height="377" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>モンベリアール種<br />コンテ（Comte）、モンドール（Mont d'Or）チーズはこの牛のお乳から作られています</small></strong></div>
　<br />
　<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter_from_fr-200903-09.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter_from_fr-200903-09.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0pt auto 20px;" width="503" height="377" /></span>
　<div style="text-align: center;"><strong><small>夜の9時、お母さん豚は眠そうでした！</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>動物達が主役です</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　フランス物産市を訪ねた次の日に、今度は動物のいる人気の1番パビリヨンを訪ねました。<br />
　都会の子供は動物の匂いと牛や馬の巨大さに度肝をぬかれ、「もう行きたくない」となるか、<br />「また行きたい」となるかどっちかだそうです。<br />
　いつもなら夜7時までのところ、今日だけ深夜営業で夜11時まで開いていましたので、仕事帰りの<br />夫と一緒に3歳の娘をベビーカーにのせて連れてゆきました。<br />
　巨大な牛や夜にもかかわらず食欲旺盛な羊を見た後も、「もうちょっといたい」と言っていました。<br />
　これならまた来年も連れて行けそうです。<br />
　夜遅くまで人間のお祭りに付き合わされて、動物達はものすごく眠そうでした。<br />
　豚は両耳を顔の前にたらして耳も目もふさいで寝ていました。<br />
　子豚は元気に走り回ったり、写真のようにおっぱいをチュッチュ。<br />
　<br />
　農業、酪農、畜産という大地と動物と人間の密なかかわりと、それに従事する人の誇りが感じられる<br />見本市でした。<br />
　芸術やファッションで語られることの多い国ですが、もう一つのフランスのキーワード、テロワール（Terroir）＜郷土、土壌、風土＞への強いこだわりを再発見できる面白い訪問となりました。<br />
　<br />
　<hr>
　<br />
脚注：<br />
　<small><font color="red"><strong>(*)</strong></font></small><a href="http://www.salon-agriculture.com/ExposiumCms/do/admin/visu?reqCode=accueil" target="_blank">国際農業見本市 Salon International de l'Agriculture サイト</a><br />
　（フランス語と英語）<br />
　<hr>
<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年目の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
    </content>
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    <title>フランス人が一番食べているチーズは？</title>
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    <published>2010-02-28T11:55:59Z</published>
    <updated>2010-03-01T20:07:52Z</updated>

    <summary> 　2月4日付のWeb版フィガロに(*1)チーズに関する記事がありました。 　フ...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[<br />
<br />
<br />
　2月4日付のWeb版フィガロに<small><font color="red">(*1)</font></small>チーズに関する記事がありました。<br />
　フランス人の最も食べているチーズベスト3に見る嗜好の移り変わりや食べ方の変化を紹介したものです。<br />
　この記事への反響として、ニュースサイト<small><font color="red">(*2)</font></small>20minutes.frが討論を行いました。<br />
　ネットユーザーからの討論へのコメントはさまざまで面白いものでした。<br />
　今回のコラムではこの記事の主旨をお伝えし、私なりの考察と討論へのコメントの紹介を含めながら、小文をすすめたいと思います。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>フランス人が食べるチーズ　ベスト３</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　フィガロの記事によると、フランス人の好むチーズベスト3に入れ代わりがあったということです。<br />
　長年の間フランス人が最も好み、食べているチーズはカマンベールチーズでした。<br />
　ところがカマンベールの販売量は、ここ数年間に渡って減り続けているそうです。<br />
　そしてカマンベールの代わりにエメンタールが一番食べられているチーズになっています。<br />
　<br />
　<br />
<strong><div style="text-align: center;">フランスで最も食べられているチーズのベスト3<br />
（消費量数字はおおよそ）<br />
</div>
　<br />
<table align="center">
<tbody><tr>
<td>1位　</td><td>エメンタール</td><td>21万トン　</td><td>※一人あたり年間3.2kg</td>
</tr>
<tr>
<td>2位　</td><td>カマンベール</td><td>12万トン　</td><td>&nbsp;</td>
</tr>
<tr>
<td>3位　</td><td><small><font color="red">(*3)</font></small>ブリー・ド・クロミエ　</td><td>10万トン　</td><td>&nbsp;</td>
</tr>
</tbody></table>
</strong>
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-001_600x450.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-001_600x450.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="450" width="600" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>エメンタール（左の穴あきチーズ）とカマンベール</small></strong></div>
　<br />
　フランスのエメンタールの消費量は、一人あたり一年間に3.2kgですが、日本では一人当たりのすべてのチーズの消費量が年間2.2kgです。<br />
　ちなみに、フランスの一人当たりの年間チーズ消費量は24kgで、EU加盟国の中ではギリシャの29kgについで多くチーズを食べています。<br />
　フランスが一位かと思っていましたが、ギリシャなんですね。<br />
　中央アジアで発生し、トルコからギリシャに伝わり、その後ヨーロッパ全域に広まったとされるチーズ文化の担い手として、などと構えてはいないでしょうが、ギリシャ人はチーズを多く食べています。<br />
　（フランスチーズ消費量データ：lefigaro.fr　/　日本の消費量2007年データ：チーズ普及協議会　cheesefesta.com）<br />
　<br />

<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>チーズの消費量は増えている</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　フィガロの記事によると、昨今の不況にもかかわらず、チーズの消費量は増えています。<br />
　2009年には2.3%、150万トンの増加が見られました。<br />
　ただ、食べ方が変わってきているのだそうです。<br />
　フランス人の二人に一人は、一日に一度、メインとデザートの間にチーズを食べていますが、フェタやモッツァレラ入りサラダを食事にする人が増えたことで、2009年だけでフェタとモッツァレラの消費量が10%増えました。<br />
　モッツァレラだけを見てみても、2000年と2007年を比較して、消費量が2倍以上にも増えています。<br />
　また、ハードチーズをおろした、おろしチーズの消費量も、2009年は2.4%の増加がありました。<br />
（データ:lefigaro.fr）<br />
　<br />
　食事の準備と食事にかける時間の変化もあるでのしょう。<br />
　メインの料理とデザートの間にチーズを出すというのが、フランスでの伝統的なチーズの食べ方でしたが、チーズを他の食材と合わせて手早く調理し、チーズ入りサラダを食事のメインとして食べることが増えてきていると、乳業業界団体 Cniel（centre national interprofessionnel de l'economie laitiereの略）の広報ロラン・ダミアン氏はフィガロの取材に答えています。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ギリシャ原産のフェタとイタリアのモッツァレラが人気</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　フェタ、モッツァレラチーズの消費が増えている理由は、パンとフェタ入りサラダやモッツァレラとトマトのサラダなどを「簡単で」「健康的な」食事としてとる若い世代が増えてきていることが考えられます。<br />
　料理雑誌やテレビで盛んに紹介された影響もあるでしょう。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>料理に使えて便利で安いエメンタール</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　一方おろしチーズの消費量の増加は、安く、パック入りで便利で、手早く調理できることに加えて、おろしチーズを使った調理済み食品の増加が考えられます。<br />
　フランス人はパスタにハードチーズをおろしたものをかけてよく食べますが、エメンタールやコンテのおろしたものをかけている人が多いみたいです。<br />
　もちろんパルミジャーノを好む人も少数派ではありませんが。<br />
　パスタにふりかける以外にはピザ、グラタンなどのオーブン料理に頻繁に使われます。<br />
　<br />
　結果として、おろしチーズの原材料となっているエメンタールが、フランス人の最もよく食べるチーズになっています。<br />
　一説にはエメンタールの80％がおろしチーズとして販売されているそうです。<br />
　おろしチーズを使うピザ、グラタンなどの調理済みの冷蔵食品、冷凍食品がスーパーに行くと、アメリカほどではないものの、フランスでも多種並んでおり、エメンタールの消費量はこれからも増えるものと思われます。<br />
　<br />
　我が家では、ハードチーズが余ると、チーズおろしでおろして、料理に使っています。<br />
　エメンタールは味の淡白な、香りを楽しむチーズと言われていまして、個人的な意見ですが、おろして売っているものは香りがあまりない気がします。<br />
　うちでかりかりとコンテやグリュイエールを削って料理に使うのもいいと思います。<br />
　味も濃くて香りもフレッシュです。<br />
　あと、これはフランスのネットで見たアイデアですが、いったんおろしたチーズはラップや、ジップロックの袋、タッパーを利用してなるだけ密封して冷凍すれば、凍ったまま料理に使えるし、香りや味の劣化も少ないと言うことです。<br />
　いったん凍らせたものは加熱するお料理に使えます。<br />
　「凍ったまま料理にポン」がポイントです。<br />
　味のはっきりしたゴーダやエダムチーズもおろしてグラタンなどのオーブン料理に使う人もいました。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>おいしいカマンベールはどこへ行った？</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　長い間、フランス人が好むチーズナンバーワンだったカマンベールは、それでも12万トンも食べられているのですが、ここ数年は消費量が減少しているのだそうです。<br />
　減少のはっきりとした理由は分かりませんが、カマンベールを取り巻く環境に変化があったことは<br />確かです。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-002_600x450.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-002_600x450.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="450" width="600" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>カマンベール・ド・ノルマンディ</small></strong></div>
　<br />
　<br />
　カマンベール・ド・ノルマンディはフランス、ノルマンディ地方原産AOCチーズです。<br />
　カマンベール・ド・ノルマンディ(Camembert de Normandie)は伝統的に無殺菌乳（lait cru)を使用して伝統的な製法を守って作られています。<br />
　<small><font color="red">(*4)</font></small>ところが、マーケットシェアの8割以上を占める大きなメーカー2社が2007年に加熱乳を使用するためにAOC呼称をあきらめたという経緯があります。<br />
　衛生面に完璧を期するためにというのが説明ですが、農業製品の品質保証の印としてのAOC呼称をあきらめた背景にコストの削減があると言われています。<br />
　<br />
　確かに、搾乳してから、チーズを製造するまでに数時間しか時間がない無殺菌乳を使用するより、加熱した牛乳を使うことで、搾乳から製造するまでに時間をおけるという大きなメリットもあるでしょう。<br />
　無殺菌乳とお玉を使って作られている伝統的なカマンベール・ド・ノルマンディAOCを買い求めることは、フランスにいても難しいのでしょうか？<br />
　答えは、そんなことはありません。<br />
　今日見に行ってみたら、パリの中型スーパーでも、カマンベール・ド・ノルマンディAOCが<br />売っていましたよ！<br />
　でも、熟成士さんが手間暇かけてカーブでチーズを熟成させているようなチーズ店で買うのが、一番の状態のチーズを買う方法でしょう。<br />
　<br />
　<br />
　無殺菌乳とお玉を使って作られている伝統的なカマンベール・ド・ノルマンディを買い求める時は、以下のような<small><font color="red">(*5)</font></small>AOCまたは<small><font color="red">(*6)</font></small>AOPラベルがついているかを見てください。<br />
　しかしAOCチーズでなかったらおいしくないのかと言うとそんなことはありません。<br />
　殺菌乳を使って味わいのあるチーズを作っているメーカーはあるでしょう。<br />
　特に60万トンを越えるフランス国外へ輸出しているチーズは、輸出先国の規制にあったものでなければいけないと言う事情もあり、殺菌乳を使って安全性を最重視することが求められているということもあるでしょう。<br />
　現在500種類を超えるというフランスチーズの中でAOCチーズは一割以下、40種類ちょっとでしかありません。<br />
　多くのチーズのなかから、これからAOC、AOP呼称を得るチーズも出てきますし、広くいろいろなチーズと出会って、食べてみて、好みのチーズを見つけてゆきたいですね。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-003.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-003.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="120" width="110" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>AOC 統制原産地呼称のラベル</small></strong></div>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="frm-letter-from-fr-004.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/frm-letter-from-fr-004.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="120" width="120" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>AOP 原産地保護呼称のラベル</small></strong></div>
　<br />
　AOCとAOP農産品についての説明は以下のフランス政府観光局ウェブサイトを参考にしています。<br />
　<a href="http://jp.franceguide.com/%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E%E5%88%A5%E3%81%AE%E6%97%85/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E6%97%85/AOC%E3%81%A8AOP%E3%81%AF%E9%AB%98%E5%93%81%E8%B3%AA%E3%83%81%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE%E8%A8%BC.html?NodeID=119&amp;EditoID=213005" target="_blank">フランス政府観光局</a><br />
　<br />
　<a href="http://www.camembert-aoc.org/unil-uk/index2.html" target="_blank">カマンベール・ド・ノルマンディAOCの製造者組合ウェブサイト</a><br />
　（フランス語、英語、一部日本語サイト）<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>このチーズが大好き</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　コラムの最後に、フランス人ネットユーザーのお気に入りチーズへの熱いコメントを紹介します。<br />
　コメントはニュースサイト20minutes.frからの引用、意訳です。<br />
　<br />
　「カマンベールはもうフランス人の一番好きなチーズではありません。あなたは何のチーズが好きで一番よく食べますか？」<br />
　という問いかけに対して寄せられたネットユーザーの意見はさまざまで、よく食べるチーズも違いました。<br />
　<br />
　以下のカタカナと数字の太字はハンドルネームです。<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">＜大胆にもカマンベールを見捨てるということで、全員一致＞<br /></div>
　<br />
<strong>ジェンプ</strong>「無殺菌乳を使ったカマンベールが見つからなくなってからもう食べていない。味のないチーズを食べるなんて、なんて悲しい。」<br />
　<br />
<strong>ステフ2012</strong>「ストップ　殺菌、加熱、ミクロフィルター」<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">＜おらが村のチーズ＞<br /></div>
　<br />
<strong>カプシン444</strong>「うちのマンステール！においも味も最高レベル」<br />
　<br />
<strong>ポゲタム</strong>「ロックフォールが一番」<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">＜一つに決められない人＞<br />
</div>　<br />
<strong>コニ</strong>「ジャガイモとルブロション、バゲットとボーフォールの組み合わせが最高」<br />
　<br />
<strong>アラヌネット</strong>「グリュイエール、ヤギチーズ、エメンタール、中身がトロトロになったルブロション」<br />
　<br />
　マロワルやサン・フェリシアンをお気に入りに挙げる人もいます。<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">＜謎めいた名前のチーズ＞<br />
</div>　<br />
<strong>パトゥン281167</strong>「僕はカンコワイヨット」<br />
　<br />
　そんな名前のチーズあるの？と調べたら、カンコワイヨット（cancoillotte）、ありました。<br />
　フランシュ＝コンテ地方のチーズでした。<br />
　<br />
<strong>ナヌー</strong>は「”有機農法”のクロタン・ド・シャヴィニョール」<br />
　<br />
<strong>クビ</strong>は「シュウス（chource）かシャン・スール・バース」<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">＜スノッブとは縁のない人＞<br /></div>
　<br />
<strong>ムッシュー・プロップ</strong>のお気に入りは「<small><font color="red">(*7)</font></small>フィセロ　チーズが糸をひいて、剥きながら食べるのが楽しくって！」<br />
　<br />
<strong>メディ</strong>「<small><font color="red">(*8)</font></small>ヴァシュ・キ・リは無敵」<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">＜オリジナルなチーズの食べ方＞<br />
</div>　<br />
<strong>ヴュー・モター・ク・ジャメ</strong>のお勧めは「全部チーズの食事。軽いチーズから強いチーズへ移っていくのはどう？パンとワインもそれにあわせて変えていって。おいしいよ。上品と言ってもいい。」<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">＜味の冒険家用レシピ＞<br />
</div>　<br />
<strong>シャバーズ</strong>は「カマンベールをパンに塗って、コーヒーに浸して食べるのが義理の家族が大好きな食べ方」と教えてくれました。<br />
　<br />
以上の討論へのコメントのまとめは20minutes.frから引用、意訳しています。<br />
　<br />
参照サイト　20minutes.fr での討論<br />
<a href="http://www.20minutes.fr/article/382388/France-Le-camembert-n-est-plus-le-fromage-prefere-des-Francais.php" target="_blank">「カマンベールはもうフランス人の一番好きなチーズではありません。あなたは何のチーズが好きで一番よく食べますか？」</a><br />
　<br />
　フランスのチーズという食品の位置は特別で、ド・ゴール将軍の言う「246もチーズのある国をどうやって治めたらいいというのか？」という伝説的な台詞を引き合いにだすまでもなく、フランス人なら自国の豊かなチーズ文化を誇りに思う人が多いでしょう。<br />
　そんなフランスのチーズ文化も時を経るにしたがい少しずつ変化しています。<br />
　このコラムから「フランスのチーズの今」を少しでも身近に感じていただけたら、幸いです。<br />
　<br />
　次回のコラムでは、2年に一度パリのポルト・ド・ヴェルサイユの見本市会場で4日間にわたってチーズ関連企業や店舗が集い、催されるサロン・ド・フロマージュ2010を取材し、もっともっと「フランスチーズの今」をお伝えしたいと思います。<br />
　<br />
　<hr>
　<br />
脚注：<br />
　<small><font color="red"><strong>(*1)</strong></font></small>2月4日付　フィガロのチーズに関する記事（フランス語）<br />
　<a href="http://www.lefigaro.fr/conso/2010/02/04/05007-20100204ARTFIG00534-le-camembert-chahute-par-la-feta-et-la-mozzarella-.php" target="_blank">「カマンベールはフェタとモッツァレラに野次られた」</a><br />
<br />
　<small><font color="red"><strong>(*2)</strong></font></small>20minutes.frの討論（フランス語）<br />
　<a href="http://www.20minutes.fr/article/382388/France-Le-camembert-n-est-plus-le-fromage-prefere-des-Francais.php" target="_blank">「カマンベールはもうフランス人の一番好きなチーズではありません。あなたは何のチーズが好きで一番よく食べますか？」</a><br />
<br />
　<small><font color="red"><strong>(*3)</strong></font></small>ブリー・ド・クロミエについて<br />
　これはブリーのことと思われます。<br />
　前回コラムでご紹介した「ブリー・ド・モーAOC」「ブリー・ド・ムランAOC」などを含む、すべてのブリータイプのチーズを含む消費量データではないでしょうか。<br />
　さらにややこしいことに「クロミエ」「ブリー・ド・クロミエ」というチーズは別々に存在します。<br />
　どなたが事情をご存知でしたらご教示ください。<br />
<br />
　<small><font color="red"><strong>(*4)</strong></font></small>AOCのカマンベール製法のルールの一つに37度以上に牛乳を温めてはいけないというものが<br />あります。<br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*5)</strong></font></small>AOCとはAppellation d'Origine Controlee（アペラシン・ドリジン・コントロレ）の略<br />
　AOC統制原産地呼称は、伝統的な製法で作られた高品質の食料品を広く一般の消費者に知ってもらうために作られたフランスの制度<br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*6)</strong></font></small>AOPとはApellation d'Origine Protegee（アペラシン・ドリジン・プロテジェ）の略<br />
　AOCのEU版と言ってもよいもので、基本的に同じ役目を果たす。原産地保護呼称。AOPはEU委員会が定めるEU各国においての認証制度です。フランスでのAOC表示はEUのAOP表示に変わってゆきます。<br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*7)</strong></font></small>棒状のチーズで、バナナの皮を剥くようにチーズ全体が剥ける。子どものおやつに食べられている。<br />
　<br />
　<small><font color="red"><strong>(*8)</strong></font></small>笑う牛のマークのついたプロセスチーズでフィセロと同じく子どものおやつのイメージ<br />
　<br />
　<hr>
<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年目の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
    </content>
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    <title>チーズの王様　ブリー</title>
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    <published>2010-01-28T20:50:35Z</published>
    <updated>2010-01-28T21:59:25Z</updated>

    <summary>  歴史に名を残したチーズ 　フランク王国の王シャルルマーニュ（カール大帝）が7...</summary>
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        <![CDATA[<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big> 歴史に名を残したチーズ</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　フランク王国の王シャルルマーニュ（カール大帝）が774年頃にブリーを食べ、「余はまさに極上の一品を発見した」と喜んだとされています。歴史は流れ、ブルボン朝最盛期の王で太陽王の異名をとったフランス国王ルイ14世や断頭台の露に消えたルイ16世にもブリーは愛されました。フランス革命が激しさを増す中、逃避行中のルイ16世と王妃マリー・アントワネットがブリー地方のヴァレンヌという町で捕らえられたときに所望した食べ物がブリー・ド・モーだったとか。<br />
<br />
　その後のフランス革命の成功で、美食愛好家の革命家が言った言葉。<br />
「ブリー・ド・モーは金持ちにも庶民にも愛され続けている。革命が起こると想像すらできなかった頃から、ブリーは人々に平等を説いていたのだ。」<br />
<br />
　ナポレオン失脚の後に、1815年フランスが敗戦国として参加したウイーン会議。各国の利害が絡み合い、「会議は踊る、されど進まず」と饗宴外交に明け暮れました。美食家としても知られるフランスの外交官タレイランがブリー・ド・モーが一番おいしいチーズだと言えば、他国の外交官も自国のチーズが一番と言い張りました。それでは、それぞれチーズを持ち寄って、一番おいしいチーズを決めようではないかということになり、50種類を超えるチーズの中から、満場一致で一番おいしいと選ばれたのが、ブリー・ド・モーだったそう。王様のチーズがフランス革命の後にチーズの王様となるわけです。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>チーズプレート　Le plateau du fromage</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　フランスで一般的にチーズは、料理を一通り食べた後デザートの前に出されます。木の四角い盆「プラトー」にチーズを2、3種類載せてテーブルへ運びます。チーズプレートに添えられたナイフで好きなだけ自分の皿へ取り分けます。そして、バゲットやパン・ド・カンパーニュにのせて食べます。ライ麦パン、胡桃パンやレーズンパンをあわせることもあります。チーズを食べるときに、ヴィネグレット（酢とオイルベースのドレッシング）で調味したシンプルなサラダを一緒に食べることが多いです。<br />
<br />
　来客や祝い事の場合に、写真のようにデコレーションされたチーズプレートをだすことがあります。これはチーズ店で用意されたものを購入したもので、名札が挿してあります。真ん中の花びらを重ねたような形のチーズは、テット・ド・モアン（修道士の頭）というチーズで、専用のチーズ削りのジロールで花びらのように削って食べるスイスのチーズです。<br />
<br />
　その他、左手下より時計回りに、黒胡椒をまぶしたブリー（Brie aux poivre）、ロックフォール（Roquefort）、トム・ド・バスク（Tomme de Basque）、ヤギ乳のチーズ　シェーブル、ハーブをまぶしたコルシカ産羊乳のチーズ　ブレビ（Brebis corse aux herbes）、リヴァロ（Livarot）です。黒いシールの金色の包みは日本でも有名なA.O.C.エシレバターです。<br />
　こうして見てみると、白カビチーズ、青カビチーズ、ウォッシュタイプ、羊乳、山羊乳チーズとバラエティに富み、食感、味と見た目のバランスを取って用意されているのが分かります。<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kof01.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/kof01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="342" width="456" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>チーズプレート</small></strong></div>
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ブリーチーズ三兄弟</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　さて今回の主題のブリーに話を戻しましょう。<br />
　ブリーはモー生まれの長男「ブリー・ド・モー」、ムラン生まれの次男「ブリー・ド・ムラン」、クロミエ生まれの三男「クロミエ」と兄弟に例えられて紹介されます。原料乳も製法も似ていながら、それぞれ見た目も性格（味）も少々異なるためです。<br />
<br />
　サイズは長男が一番大きく、次男が中くらい、三男が一番小さく、一般の家庭で丸ごとや半分買うのはクロミエだけで、後の二つはケーキを切り分けるようにチーズ店で必要な量を買います。それぞれのブリーについて以下に簡単にまとめました。<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">ブリー・ド・モー　Brie de Meaux A.O.C.<br /></div><br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kof02.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/kof02.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="342" width="456" /></span>
<table align="center">
<tbody><tr><td align="right">種類：</td><td>白カビチーズ</td></tr>
<tr><td align="right">産地：</td><td>セーヌ・エ・マルヌ、ロワレ、ムーズ、オーブ、マルヌ、オート・マルヌ、ヨンヌ県</td></tr>
<tr><td align="right">原料乳：</td><td>牛乳（無殺菌乳）</td></tr>
<tr><td align="right">固形分中乳脂肪：</td><td>最低45％</td></tr>
<tr><td align="right">熟成期間 ：</td><td>4週間以上</td></tr>
<tr><td align="right">サイズと重さ：</td><td>直径 36〜37cm、厚さ 2.5から3cm、重さ 約2.8kg</td></tr>
</tbody></table>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kof03.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/kof03.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="188" width="339" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>ブリー・ド・モーが製造されている場所</small></strong></div><br />
地図ソース　<a href="http://www.la-seine-et-marne.com/recettes/brie-meaux.html">http://www.la-seine-et-marne.com/recettes/brie-meaux.html</a><br />
<br />
　1980年にA.O.C.　（フランスの農業製品、ワイン、チーズ、バターなどに対して与えられる認証　アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレの略）を取得しています。年間約8000トン製造されるフランスの人気白カビチーズです。<br />
<br />
　白カビのチーズは外側から熟成が始まり、上の写真のように、中に硬い芯が残り、外側が柔らかくなってきている熟成具合のものが好まれます。<br />
<br />
　クリームのコクと甘みがあって、よい塩加減、なめらかな舌触りがいろんなワインと合うそうです。よく挙げられる代表的なものはブルゴーニュの赤、ボルドーのポメロール、サンテ・エミリオンなど。<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">ブリー・ド・ムラン Brie de Melun A.O.C.</div><br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kof04.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/kof04.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="342" width="456" /></span>
<table align="center"><tbody>
<tr><td align="right">種類：</td><td>白カビチーズ</td></tr>
<tr><td align="right">産地：</td><td>パリのすぐ東のセーヌ・エ・マルヌ県、オーブ県、ヨンヌ県</td></tr>
<tr><td align="right">原料乳：</td><td>牛乳（無殺菌乳）</td></tr>
<tr><td align="right">固形分中乳脂肪：</td><td>最低45％</td></tr>
<tr><td align="right">熟成期間：</td><td>最低4週間　通常6〜8週間</td></tr>
<tr><td align="right">サイズと重さ：</td><td>直径 27〜28cm、高さ 約3cm、重さ 約1.5kg</td></tr>
</tbody></table>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kof05.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/kof05.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="221" width="199" /></span>
<div style="text-align: center;"><strong><small>ブリー・ド・ムランが製造されている地域</small></strong></div><br />
<br />
地図ソース　<a href="http://www.la-seine-et-marne.com/recettes/brie-melun.html">http://www.la-seine-et-marne.com/recettes/brie-melun.html</a><br />
<br />
　少なくとも1000年以上存在していると言われ、すべてのブリーの祖先ではないかと言われています。ブリー・ド・モーと同じ年にＡ.Ｏ.Ｃ.を取得しています。<br />
<br />
　ブリー・ド・ムランは原料乳を乳酸で18時間以上と時間をかけて凝固させていること（助力として仔牛の第4胃から生成した凝乳酵素、レネットも使用）、熟成期間が8週間と長いことが関係し、先に挙げたブリー・ド・モーとはまったく味わいが異なります。モーが上品でおだやかだとすれば、ムランは、塩味が強くコクがあり、パンチがきいた味わいとも言えます。野趣があると言ってもいいと思います。<br />
<br />
　マリアージュと言って、パン・ド・カンパーニュとGaillac産のワインと合わせることを薦めていますが、ブルゴーニュやコート・ドゥ・ローニュの赤ワインなどとも合うそうです。<br />
<br />
　年間8000トンも作られているブリー・ド・モーと比べ、生産量はずっと少なく約270トン。主にセーヌ・エ・マルヌ県の小さな乳製品製造業者で作られています。<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">クロミエ Coulommiers</div><br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kof06.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/kof06.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="342" width="456" /></span>
<table align="center">
<tbody><tr><td align="right">種類別：</td><td>白カビチーズ</td></tr>
<tr><td align="right">産地：</td><td>フランス　イルドフランス　パリ近郊　クロミエ</td></tr>
<tr><td align="right">原料乳：</td><td>牛乳（無殺菌乳または殺菌乳）</td></tr>
<tr><td align="right">固形分中乳脂肪：</td><td>45％から50%</td></tr>
<tr><td align="right">サイズと重さ：</td><td>直径 13〜15cm、厚さ 3cm、重さ 400〜500g</td></tr>
</tbody></table>
<br />
　クロミエはA.O.C.を取得していません。大きさはカマンベールを一回り大きくした感じです。ブリー・ド・モーが直径４０ｃｍにも達するのに対し、クロミエはずっと小さく13ｃｍ、これは流通の簡易化のためにわざわざ小さいブリーを作ったのだそうです。 <br />
<br />
　写真のものは熟成がかなり進んでいます。ふかふかの白カビに覆われた表面は、かすかにツンとした匂いで、中身が流れ出しそうです。味はクリームのコク、甘さ、塩味のバランスがよく、かすかに木の実の香りがします。<br />
<br />
　ブリー・ド・モーと同じく、中に固めの部分が残り、外側にかけてやわらかくなった熟成具合ものが好まれ、おだやかな風味が皆に好まれます。機会があれば、無殺菌乳を使って作られたクロミエ・オ・レ・クリュ（Coulommiers au lait cru）を召し上がってみてください。<br />
<br />
　このほか、ブリーで比較的知られているものは、ブリー・ド・ナンジ（Brie de Nangis）、ブリー・ド・モントロー（Brie de Montreau）、ブリー・ド・プロヴァン（Brie de Provins）、また羊歯の葉で飾られたフージェリュ（Fougerus）があります。パリのチーズ店ではなかなか見ることのないこれら4種類のブリーも、前回のコラム「<a href="./post-5.html">クロミエから</a>」で紹介したような、ブリー地方のマルシェやチーズ店で見ることができるようです。<br />
<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ブリーを使った地元のレシピ</big></big></strong></div>
<br />
<br />
<br />
　チーズは加熱調理してもおいしく、フランスでもチーズをよく料理に使います。チーズフォンデュやラクレット、タルティフレットなどはその一例です。熱で溶けたチーズならではのおいしさがありますね。ここでは、ブリー地方の簡単な軽食を二品紹介します。<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">＜ブリーのホットサンド＞　Le Croque Briard</div><br />
<br />
準備時間 10分<br />
調理時間 5分<br />
<br />
材料：<br />
<table><tbody>
<tr><td>薄切り食パン</td><td>2枚</td></tr>
<tr><td>ブリー・ド・ムラン　</td><td>125g</td></tr>
<tr><td>バター</td><td>100g</td></tr>
<tr><td>塩</td><td>少々</td></tr>
<tr><td>胡椒</td><td>少々</td></tr>
</tbody></table>
<br />
1. 皮を除いたブリーとバターをよくフォークなどで混ぜ、塩、胡椒をする。<br />
2. 食パンに挟み、オーブントースターで5分くらい焼く。<br />
<br />
　ヴィネグレット（酢とオイルのドレッシング）をかけたグリーンサラダと一緒に召し上がれ。<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">＜ブリーのガレット＞　La Galette Briard</div><br />
<br />
準備時間 20分<br />
調理時間 15分<br />
<br />
材料：<br />
<table><tbody>
<tr><td>小麦粉</td><td>500g</td></tr>
<tr><td>バター</td><td>100g</td></tr>
<tr><td>ブリー・ド・モー　</td><td>200g</td></tr>
<tr><td>卵黄</td><td>2個分</td></tr>
<tr><td>水</td><td>グラス4分の1</td></tr>
<tr><td>ナツメグ</td><td>少々</td></tr>
<tr><td>塩</td><td>少々</td></tr>
<tr><td>胡椒</td><td>少々</td></tr>
</tbody></table>
<br />
1. ブリーの皮を除いて、フォークで簡単につぶす。<br />
2. ボールに小麦粉とバターを入れる。つぶしたブリーを加える。<br />
3. ナツメグの粉と卵黄、水を加えながらよく手で混ぜる。<br />
4. 生地を1cmの厚さに広げたら、グラスのふちなどをつかって型を抜く。<br />
5. フライパンにバターを少々溶かし、丸く型を抜いた生地を中火で焼く。<br />
<br />
レシピ出典： l'Union Syndicale Interprofessionnelle de Défense du Brie de Meaux<br />
<br />
　ブリーの多くは、チーズを普段召し上がらない方も、試しやすいチーズです。舌触りはなめらかで、味のバランスもよく、匂いもきつくありません。白い皮の部分も食べられます。チーズ全般に言えることですが、買って来た後は、冷蔵庫に保管して、食べる一時間前くらいに（夏場は短く）、常温に置くようにすると、チーズの複雑な味がよく味わえます。いろいろお試しになって、好きなブリーと好きな飲み物との組み合わせも見つけてください。<br />
<br />
　<hr>
<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年目の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
<br />
]]>
        
    </content>
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    <title>クロミエから</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2010/01/post-5.html" />
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    <published>2010-01-20T18:48:31Z</published>
    <updated>2010-01-20T19:28:42Z</updated>

    <summary>　新年が明けて間もなく、フランスに寒波と雪がやってきました。 　日中も気温がマイ...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="コラム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[　新年が明けて間もなく、フランスに寒波と雪がやってきました。<br />
　日中も気温がマイナスの日が続き、降雪に慣れないフランスの各地で、交通がマヒしています。ノエルから新年にかけて楽しい祝い事の続く今は、人々の気分は寒空の下にあっても明るい感じがします。そんなフランスからの便りナンバーワンは、パリ近郊にある、町の名前と同じ名を持つチーズで有名なクロミエ　Coulommiers　からお届けします。<br />
　<br />
　11月から新年まで、工夫をこらしたクリスマスのウインドウデコレーションが、街を行く人の目を楽しませています。もみの枝、リボン、ヒイラギ、赤い実や小さな電飾飾りが商店の入り口やウインドウを華やかに飾っています。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_01.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_01.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="410" width="308" /></span>
<strong><small><div style="text-align: center;">赤い実で飾られた店の戸口<br /></div></small></strong>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_02.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_02.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="410" width="308" /></span>
<strong><small><div style="text-align: center;">クリスマスローズの白い花、シクラメンの赤い花、緑の葉のクリスマスカラーで彩られた花屋<br /></div></small></strong>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>クロミエ　Coulommiers<br /></big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　今回は、パリ近郊、セーヌ・エ・マルヌ県にあるクロミエの町を歩いてきました。<br />
　パリから東に６０ｋｍの距離にあるこの町は、クロミエ（Coulommiers）という町と同じ名前を持つチーズで有名です。県名にあるとおりセーヌ川とマルヌ川に挟まれた盆地になっており、すぐそばにパリという一大消費地を抱えるこの地方は、春から夏にかけては小麦やとうもろこしなど、穀物や野菜の畑で見晴らす限りグリーンの大地です。秋には実った穀物で、その大地が藁色に変わります。<br />
　都市化の波に洗われた大都市近郊の町というのは、ショッピングセンターや大型スーパーが増えて、昔の面影を残さないところが多いのは、日本もフランスも同じです。クロミエはそこに住まう人々が、テンプル騎士団の館を始め、歴史的建造物を保存し、町の歴史を大事にしています。<br />
　<br />
　クロミエの名前は伝説によると、古代ローマ人がゴール（今のフランス）を征服したとき、「鳩の城」 とクロミエの町を呼んだことから由来すると言われています。ラテン語の鳩Colomboが変化してCoulommiersという名前になったというわけです。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>マルシェ Le marche<br /></big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
　野外のマルシェでは最大級とクロミエの公式ホームページでも誇らしげに紹介されています。スタンドの数も多く一見の価値があります。クロミエのマルシェも他のマルシェ同様、朝市です。<br />
　石畳の町の中心は八百屋、花屋、チーズ店、魚屋、肉屋と昔ながらのスタンドで占められています。円心の外へ行くに従い、台所用品、CD、服、時計にジャンクグッズといった出店が多くなってきています。クロミエのマルシェの見所はやはりチーズでしょう。パリではあまり見かけない種類のブリーが多く見られます。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_03.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_03.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="274" width="365" /></span>
<strong><small><div style="text-align: center;">マルシェのチーズ店<br /></div></small></strong>
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_04.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_04.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="240" width="320" /></span>
<strong><small><div style="text-align: center;">マルシェ<br /></div></small></strong>
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>ブリー・ノワー Brie Noir<br /></big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_05.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_05.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="256" width="192" /></span>
<strong><small><div style="text-align: center;">12ヶ月熟成ブリー・ノワーと店員さん<br /></div></small></strong>
　<br />
　ブリー地方のマルシェやチーズ店で見かけることのできる超熟ブリーです。昔は熟成が進んでしまったものでも農家で食べていたので、その名残ということでしょうか。黄白色からベージュ、栗色と熟成期間が長くなるにつれて、中身の色も変わります。写真のものは栗色。味見をさせてもらいましたが、水分がなくなって、うまみだけが残っています。地元の人はカフェ・オレのボウルに浸して食べると聞きました。昔は携帯食にもなっていたとも。確かにからからに乾いていて、ポケットに一切れ入れて野良仕事に出かけていたのも容易に想像できますね。<br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>テンプル騎士団の館 La Commanderie des Templiers<br /></big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_06.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_06.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="274" width="365" /></span>
<strong><small><div style="text-align: center;">テンプル騎士団の館<br /></div></small></strong>
　<br />
　ダン・ブラウンのメガヒット小説「ダヴィンチ・コード」ではテンプル騎士団の神秘的なイメージがうまく利用されていました。この小説をきっかけにヨーロッパの歴史、宗教史に興味を持たれた方も多いのでは？<br />
　クロミエの町外れの小高い場所に立つ、12世紀に建てられた「テンプル騎士団員の館」はイルドフランス地方に残っているものの中で、もっとも良い状態のひとつだということです。3月から11月はチャペル、司令官の家、鳩小屋、４０００平方メートルの中世式庭園など内部が見学できます。<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">クロミエ　テンプル騎士団の館　オフィシャルホームページ：<br />
<a href="http://pagesperso-orange.fr/commanderie.templiers/">http://pagesperso-orange.fr/commanderie.templiers/</a><br />
</div>
　<br />
<div style="text-align: center;">
<table style="border: 1px solid black;" align="center" border="1" width="500px">
<tbody><tr style="border: 1px solid black;"><td>開館時期と時間　（注）2009年の情報です</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>3月1日から11月30日まで</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>水曜日から日曜日の午後2時から6時まで<br />7月と8月<br />毎日午後2時から7時まで</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>アクセス</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>SNCF　パリ東駅　Gare de l'Estから　クロミエCoulommiers駅まで 　所要時間1時間10分<br />高速道路　A4　出口　Crecy la Chapelle  N34でクロミエまで　所要時間1時間<br />Hôpital/Commanderieの標識に従う</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>Commanderie des Templiers　<br />Association ATAGRIF<br />77120　Coulommiers　<br />Tel: 01.64.65.08.61<br />Email:<a href="mailto:commanderie.templiers@wanadoo.fr">commanderie.templiers@wanadoo.fr</a><br /></td></tr>
</tbody></table>
</div>
　<br />
&lt;以下カギカッコ内（紋章含む）日本語版ウィキペディアより抜粋&gt;　<br />
　<br />
「テンプル騎士団（―きしだん）は、中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会。正式名称は「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち（ラテン語：Pauperes commilitones Christi Templique Solomonici）」であり、日本語では「神殿騎士団」や「聖堂騎士団」などとも呼ばれる。<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_07.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_07.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="184" width="182" /></span>
テンプル騎士団の紋章<br />
2人の騎士は清貧の精神および騎士にして修道士という二重性をあらわしている<br />
　<br />
十字軍活動以降、いくつかの騎士修道会（構成員たちが武器を持って戦闘にも従事するタイプの修道会）が誕生したが、テンプル騎士団はその中でももっとも有名なものである。創設は1096年の第1回十字軍の終了後であり、ヨーロッパ人によって確保されたエルサレムへの巡礼に向かう人々を保護するために設立された。」<br />
　<br />
出典　：<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E5%9B%A3">http://ja.wikipedia.org/wiki/テンプル騎士団</a><br />
　<br />
　<br />
　<br />
<div style="text-align: center;"><strong><big><big>カプサン美術館 Le musee des Capucins de Coulommiers<br /></big></big></strong></div>
　<br />
　<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="coulommiers_08.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/coulommiers_08.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="140" width="140" /></span>
<div style="text-align: center;">写真ソース　<a href="http://www.paruvendu.fr">http://www.paruvendu.fr</a><br /></div>
　<br />
　ロングヴィル公爵夫人の城跡の公園敷地内のチャペルが市民美術館になっています。<br />
街の歴史を先史時代から19世紀まで扱い、特に貝の洞窟が有名です。<br />
　<br />
<div style="text-align: center;">
<table style="border: 1px solid black;" align="center" border="1" width="500px">
<tbody>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>開館時間<br />5月から9月<br />水曜日、金曜日、土曜日、日曜日の午後2時から6時<br />10月から4月<br />水曜日、土曜日、日曜日の午後2時から5時半</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>アクセス</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>SNCF　パリ東駅　Gare de l'Estからクロミエ　Coulommiers駅　所要時間1時間10分<br />高速道路　A4　出口　Crecy la Chapelle  D934　　所要時間1時間</td></tr>
<tr style="border: 1px solid black;"><td>カプサン市民美術館　クロミエ、カプサン公園内<br />13 rue du Genéral de Gaule<br />77120 Coulommiers <br />Tel:01.64.65.11.31</td></tr>
</tbody></table>
</div>
　<br />
&lt;カプサン美術館内部、特に貝の洞窟の様子を360℃見ることができるサイト。&gt;（仏語）<br />
<a href="http://www.atome77.com/articles/625/Departement-77/Musee-Municipal-Capucins-Coulommiers.htm">http://www.atome77.com/articles/625/Departement-77/Musee-Municipal-Capucins-Coulommiers.htm</a><br />
　<br />
&lt;セーヌ・エ・マルヌ観光局サイト&gt;　（日本語）<br />
<a href="http://www.jp.tourisme77.com">http://www.jp.tourisme77.com</a><br />
　<br />
　今回はブリ地方とも呼ばれるセーヌ・エ・マルヌ県のクロミエを訪れました。チーズのクロミエはブリーチーズ三兄弟の一人と紹介されることが多いのですが、次回のコラムでは皆に好かれるこの三兄弟、ブリー・ド・モー、ブリー・ド・ムラン、そしてクロミエをブリーにまつわる歴史エピソードも交えながらご紹介したいと思います。<br />
　<br />
　<hr>
　<br />
筆者：五条　ミショノウ　さやか<br />
パリ在住6年目の翻訳者、ライター、コーディネーター<br />
アメリカ、イギリスでの留学、生活を経て、渡仏。仏人夫、子二人、犬一頭と暮らす。<br />
email: <a href="mailto:sayaka.michonneau@gmail.com">sayaka.michonneau@gmail.com</a><br />
　<br />
]]>
        
    </content>
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    <title>ムフタール通りのショーケース</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2009/11/post-4.html" />
    <id>tag:www2.f-r-m.co.jp,2009:/cgi-bin/profession_fromager//4.80</id>

    <published>2009-11-13T12:26:14Z</published>
    <updated>2009-11-13T14:03:22Z</updated>

    <summary> 写真説明（左から） ユーグ・フシェー （フロマジェリー・フシェー） パトリック...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="ショーケース" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="mouffetard_showcase_workers.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/11/mouffetard_showcase_workers-thumb-525x227-171.png" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="227" width="525" /></span>
<small>
写真説明（左から）<br />
<table>
<tbody>
<tr>
<td>ユーグ・フシェー</td>
<td>（フロマジェリー・フシェー）</td></tr>
<tr>
<td>パトリック・ヴェロン　</td>
<td>（フロマジェリー・ヴェロン）</td></tr>
<tr>
<td>アラン・ブゥレー</td>
<td>（フロマジェリー・ブゥレー）</td></tr></tbody></table>
</small>
<br />
<strong><big>郷土　パリ　<font color="red">ムフタール通り</font>のショーケース</big></strong><br />
<br />
<strong>＞＞ムフタール通りで押し合いへし合い</strong><br />
<br />
パリ。パンテオン寺院からすぐのところに、チーズ店が300ｍ以内に4件も並んでいる！<br />
それでも、各店多様で、固有の商品を提供してそれぞれの顧客層を持っている。<br />
<br />
筆者名：ロミー・ヴァンコ<br />
<br />
寒い。2月の初めにしてもとても寒い。<br />
前日はパリに雪が降った。<br />
今日は太陽が出ているが、吹き込む風は氷のように冷たい。<br />
朝の10時、ムフタール通りは人で沸き返っている。<br />
<br />
左岸のパンテオン寺院の裏にあるこのとても狭い通りは、ところどころでちょっと蛇行していて、<br />
商店の並ぶ歩行者道路としては、首都でもっとも絵になる通りのひとつだ。 <br />
<br />
<strong>＞＞外に出ているショーケース</strong><br />
<br />
朝のこの時間に石畳を鳴らすパリジャンは少ない。<br />
多くの観光客はもうカメラを出して、散歩途中に出会うこの地区や通りを、<br />
また店の人達の瞬間を写真に収める。<br />
ムフタール通りでは休んでいる人はいない。<br />
<br />
ザリガニや他の甲殻類を並べなおしている魚屋と熱い小さなパンの香りで通りを満たすパン屋、<br />
牛の骸骨でいっぱいのトラックから荷物を出す肉屋の間で、観光客はどんな小さな見世物も逃さない。<br />
パトリック・ヴェロンのチーズ店で始めに目にするのもそんな観光客だ。<br />
パトリック・ヴェロンのチーズ店は、この通りにあるユーグ・フシェー、アラン・ブゥレー、<br />
フロマジュリー・アンドゥルエの4件のチーズ店のひとつだ。<br />
パトリック・ヴェロンがムフタール通りの4件のチーズ店の中で一番新参者だ。<br />
2年ほど前に店を買って、妻のジゼルと店員のアランと一緒に働いている。<br />
この職業について20年ほど経つが、ここに店を持つ前には、セーヌ・サンドニ県の<br />
モントルイユで店を持っていた。<br />
<br />
「ここでチーズ店を再開するのは怖くなかったですよ。<br />
　競争相手が多いほど、健全ですから！<br />
　ここには、我々4件ともみんなに居場所があります。<br />
　それぞれが客、商品構成、商売上の切り札を持っています。<br />
　私の店の場所は自分では一番いいと思っています。<br />
　通りを下るときには一番初めに目に入るチーズ店で、もう一回通りを上ってくるときは最後の店なので。」<br />
<br />
と外のショーケースを整頓しながらニコニコと面白そうに話す。<br />
<br />
パリの商店では典型的なのだが、ここも店の前をいっぱいに使ってチーズを並べる。<br />
そうすると、通りを歩く人や買い物客にこの店にはどんなチーズが置いてあるか、<br />
今日のお買い得品は何かが店に入る前から分かるからだ。<br />
<br />
「人は、特に観光客は立ち止まり、チーズをいろいろ見ています。<br />
　特に、うちのお客さんは85パーセント外国人なんですよ。<br />
　日本人、イギリス人、スペイン人など。<br />
　それに私たちは同じ言葉を話さなくても、いつも最後は分かり合えるのです。」<br />
　<br />
とパトリック・ヴェロンは冗談っぽく言う。<br />
このチーズ商人は、外国人のお客さんを満足させるようなフランスの代表的なチーズを置いている。<br />
　<br />
「外国人のお客さんは我々のいわゆる“くさいチーズ”が好きではありません。<br />
　逆にうまみたっぷりのものが好きです。<br />
　大抵ボーフォール、コンテ、加熱チーズを選びます。<br />
　地元客はロックフォールやシェーブル、それにカマンベールなんかを買ってゆきます。」<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="fromager_01.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/fromager_01.png" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="225" width="525" /></span>
<br />
<strong>＞＞週末の売り上げ</strong><br />
<br />
地方の人がもつパリのお客さんの印象とは関係なく、全員が一致する意見は<br />
“馴染み客はいい”ということだ。<br />
ある客は早い時間に来て、別の客は遅い時間にやってくるが、商人には文句はない。<br />
客は平均して3種類のチーズを選び、15ユーロから20ユーロ支払う。<br />
<br />
主な売り上げは週末にある。<br />
それでも2008年9月の新学期から売上が減ったと言うチーズ商人もいる。<br />
学校の土曜日の午前の授業がなくなったせいだ。<br />
それ以降、パリの人は金曜日の夜から週末にかけて出かけてしまうようになった。<br />
以前は子供たち午前中学校に行っている間、迎えに行く前にひと通り商店をまわって<br />
買い物を済ませていた。<br />
<br />
通りをもう少し行ったところ、パトリック・ヴェロンの店と同じ側に、アラン・ブゥレーの店がある。<br />
妻のパスカルと若い従業員のクロエもいる。<br />
フロマージュ・エ・デタイユ（グループ・オデオン）の支店を任されている。<br />
この地区で16年商売をしている夫婦のプロの余裕をすぐに感じた。<br />
店に入ってくる人をみんな知っていて、一人一人に声をかける。<br />
例えば、コンテを買いに来る常連のおばあさんには優しく、挨拶をしにくる地区の古い友人には<br />
皮肉交じりにといったように。<br />
<br />
「私のモットーは高品質の伝統チーズをおすすめすること。<br />
　85パーセントの私の客は、ここの商品と私の働き方を知る常連客です。<br />
　私はお客さんにいい加減なものを売らない、そのことを彼らは知っていて続けて来てくれます。」<br />
<br />
と自信に満ちている。<br />
<br />
「当店は扱う商品で一線を画しています。<br />
　オリジナリティーの追求よりも、小さな生産者の作ったチーズを特に扱い、<br />
　伝統と郷土に重きを置いています。<br />
　当店ではカマンベール、コンテ、ブリー、サンネクタール、シェーブル、<br />
　バスク地方のチーズがよく売れます。」<br />
<br />
と続ける。<br />
<br />
お客さんに新しいチーズを発見してほしいと夫婦は毎週ちょっとした試食コーナーを設ける。<br />
<br />
「この試食で、いつも食べるチーズのパターンに変化をつけてほしいと願っています。<br />
　だいたいこの試食は週末にしています。<br />
　パルメザンチーズだったり、地方のチーズを紹介したり、店の前でフォンデュやラクレットを<br />
　勧めるときもあります。<br />
　食いしん坊さんが匂いにつられてやってきますよ。」<br />
<br />
と微笑みながらこのチーズ商人は説明する。<br />
<br />
パトリックとアランの間、通りの反対側にフロマジュリー・フシェーがある。<br />
28歳のユーグ・フシェーはこの通りでは最年少のチーズ商人だ。<br />
ムフタールの数多い商店の中で、もう4年間がんばっている。<br />
そして、競争は厳しい中うまくやっている。<br />
彼の店は伝統とモダンの間を揺れ動く。<br />
木の梁の見える店内、高い棚に置かれたいくつかの銅製の鍋とは対照的に現代的な<br />
白いファイアンス陶器や長い波形の透明ガラスに盛られたチーズ。<br />
<br />
「光が反射して商品をよりきれいに見せると思うんです。」<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="fromager_02.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/images/fromager_02.png" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="225" width="525" /></span>
<br />
<strong>＞＞「急いで売りません」</strong><br />
<br />
大量に積まれたカマンベールもぎゅうぎゅうに並べたシェーブルも店内には見当たらない。<br />
ノン！ユーグは洗練された透明感を好む。<br />
彼が参加した2007年フランス最優秀職人のコンクールでヒントを得た。<br />
<br />
「私の客は若い人たちです。<br />
　ムフタールは学生街にあります。<br />
　学生は一週間に一度、友達同士の酒盛りにチーズを買いに来ます。<br />
　多くの観光客がフランスの有名なチーズを見に来ますが、それでも私のお客さんは<br />
　地元の人が圧倒的に多いです。」<br />
<br />
と話す。<br />
<br />
多くのチーズ愛好家が彼の店の敷居をまたぐ。<br />
ユーグはただのチーズ商人ではない。<br />
彼の店の奥に小さな倉があって、そこでチーズを熟成している。<br />
<br />
「チーズを成熟した状態にまでもってゆくのが好きなのです。<br />
　小さな生産者とだけ取引していて、そういうところは品質も保証つきです。<br />
　そういうチーズを時間をかけて熟成させるので、仕入れたチーズを急いで売ることはしません。<br />
　夏以外の時期は、4、5週間かけて熟成させています。」<br />
<br />
そして、この3つの店でまだ気にいったチーズが見つからなければ、通りの一番南にある<br />
フロマジュリー・アンドゥルエまで行くといい。<br />
唯一外に商品を並べていない店なので、熟成した小さなシェーブルや30ヶ月熟成の大きな車輪形の<br />
コンテを見るには店に入ってみるしかない。<br />
企業秘密で、店の状況を明かしたくないそうだ。<br />
<br />
「競争相手にアイデアを与えないためです。」 <br />
<br />
<strong><big>パリの3つのチーズボード</big></strong><br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="showcase_fromager_01.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/11/showcase_fromager_01-thumb-319x212-174.png" class="mt-image-left" style="margin: 0pt 20px 20px 0pt; float: left;" height="212" width="319" /></span>
パトリック・ヴェロンのセレクション<br />
（フロマジュリー・ヴェロン）<br />
<br />
<small>
1. コンテ<br />
2. エポワス<br />
3. ロブロション<br />
4. よく熟成したゴーダ<br />
5. プリニー・サンピエール<br />
6. ヌシャテル<br />
7. リヴァロ<br />
8. ロックフォール<br />
9. サン・ヴァンサン<br />
10. ブレビ・ド・ロゼール<br />
11. サン・ネクタール<br />
</small>
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="showcase_fromager_02.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/11/showcase_fromager_02-thumb-319x223-175.png" class="mt-image-right" style="margin: 0pt 0pt 20px 20px; float: right;" height="223" width="319" /></span>
アラン・ブゥレーのセレクション<br />
（フロマジュリー・ブゥレー）<br />
<br />
<small>
1. コンテ<br />
2. ベイ・ローズ<br />
3. ロックフォール<br />
4. ミモレット<br />
5. ぺライユ・デ・カバス<br />
6. クロタン・ド・シャヴィニョール<br />
7. カマンベール・ド・ノルマンディ<br />
8. ペラルドン・デ・セヴェンヌ<br />
9. サンモー・ド・トゥレンヌ<br />
</small>
<br />
<br />
<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="showcase_fromager_03.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/11/showcase_fromager_03-thumb-319x257-176.png" class="mt-image-left" style="margin: 0pt 20px 20px 0pt; float: left;" height="257" width="319" /></span>
ユーグ・フシェーのセレクション<br />
（フロマジュリー・フシェー）<br />
<br />
<small>
1. コンテ<br />
2. シャロレ<br />
3. ブリー・ド・モー<br />
4. スティルトン<br />
5. クレユーズ<br />
6. セル・スール・シェール<br />
</small>
]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ディディエ・シフレ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2009/10/post-3.html" />
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    <published>2009-10-14T09:40:30Z</published>
    <updated>2009-10-14T09:48:00Z</updated>

    <summary> 「グラマーなチーズ」 　 リヨンの旧市街でル・フロマジェー・ド・サン・ジョルジ...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="チーズ業界のプロフェッショナル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[ 「グラマーなチーズ」<br />
　<br />
リヨンの旧市街でル・フロマジェー・ド・サン・ジョルジュを営むディディエは「花束を贈るようにチーズを贈る」というアイデアを膨らませた。<br />
厚紙のトレイに包装をかけたチーズボードは、すぐに食べられるようにしてある。<br />
一口サイズに切り分けたチーズを数種類並べ、スプーンやピック、スパイスや果物、調味酢やヴェリーヌまで入っているセットである。<br />
　<br />
＞＞中年の危機<br />
「コンテとマシュマロの串刺し」や、でんぷんからできた珊瑚の玉の飾りなど、気まぐれっぽい調子がアクセントを効かす。<br />
これらのチーズボードをディディエは思いのままにカスタマイズする。<br />
　<br />
「僕はチーズを消費者の目に“グラマー”な食べ物に映るようにしたいんです。<br />
　ロゼのワインがどうなったか考えてみてください。<br />
　10年前には酔っ払いの飲み物みたいに思われていたものが、今日ではパリのシックなペニッシュ（平底船を改装したボートハウス）で飲まれるようになったんですから。<br />
　チーズもどっちかというと“オピネルナイフと木のまな板”のイメージです。<br />
　これはまだポジティブなイメージだからいいけれど。<br />
　でも、チーズは都会の顧客層を魅了するような、もっとエレガントなものになりうる商品だと思うんです。」<br />
　<br />
思い切ったことをする人には幸運が舞い込むものだ。<br />
ディディエは2008年8月にチーズ店を購入した。<br />
その前には二つの会社を興している。<br />
一つ目は19歳で、二つ目は10年後に。<br />
　<br />
「長い間、お金を追いかけていました。<br />
　内装工事の会社を興してしっかり稼ぎ、その後地方自治体のための家具取引の会社を経営、2006年に売却しました。<br />
　それから、ちょっと変わった中年の危機を経験することになりました。<br />
　本当に情熱を傾けられる美食の世界に人生を捧げたくなったんです。<br />
　それで、チーズ店を開きました。」<br />
　<br />
と冗談交じりに話す。<br />
　<br />
どこからそんな考えがでてきたのか？<br />
彼によると、子供の頃に週末になると、リヨンの郊外から抜け出すために、両親がオートサヴォアに農場を借りた。<br />
そこでの経験が今の職業につく原点だと言う。<br />
その農場が村のチーズ製造所になるのも、子供の頃に見ていました。<br />
　<br />
「オートサヴォアで過ごした休日がすごくいい思い出なんです。<br />
　20年たってチーズの仕事を始めたときに、そこを再び訪れました。<br />
　高地の放牧場にも登って見に行きました。」<br />
　<br />
地方のチーズ製造者と同業者にも会いに行き、特にピエール・ゲイさんとディディエ・ラサーニュさんにはお世話になりました。<br />
ディディエはチーズ店の売り物件を探し出し、一週間で購入を決め、フランス乳製品小売商連合会でなんとか42時間の実習をこなし、チーズ店を始めた。<br />
3ヵ月後の去年の10月に従業員を一人雇った。<br />
　<br />
「店にいながら、外で顧客を探す営業はできませんから。」<br />
　<br />
ところで、その客探しについてだが、ディディエにはアイデアがたくさんある。<br />
　<br />
「木曜日と金曜日の夜にグループ試食会を開いています。<br />
　人数が多すぎるときは、会場を借りたり、また会社に出向いていっての試食会も提案しています。<br />
　例を挙げると、ランボルギーニの販売店が50人くらいの客を招いて、そこで、私が試食会を催しています。」<br />
　<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="CHIFFLET_Didier_1.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/10/CHIFFLET_Didier_1-thumb-355x531-163.png" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="531" width="355" /></span>]]>
        
    </content>
</entry>

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    <title>ビアリッツのショーケース</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2009/09/post-2.html" />
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    <published>2009-09-21T06:31:46Z</published>
    <updated>2009-10-02T05:07:17Z</updated>

    <summary><![CDATA[ &nbsp;郷土　ビアリッツのショーケースチーズはもちろんあるけれど、カウンタ...]]></summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="ショーケース" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[<span style="DISPLAY: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img style="TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0px auto 20px; DISPLAY: block" class="mt-image-center" alt="IMG_8269_1.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/10/IMG_8269_1-thumb-531x399-158.png" width="531" height="399" /></span>
<span style="DISPLAY: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">&nbsp;</span><br /><strong><big>郷土　<font color="red">ビアリッツ</font>のショーケース</big></strong><br /><br />チーズはもちろんあるけれど、カウンターテーブルで食事もできる高級食料品店の趣き。<br />このベルナル兄弟の店のように、ビアリッツのチーズ店はいろんな商品を扱う。<br /><br />筆者名：アン・ロー・スウレ<br /><br />ショーケース<br />ビアリッツのチーズ店では、（有名な地元産の）羊乳チーズのトムだけでなく、いろんな商品があるので、お客さんはまるで高級食料品店のように感じるかもしれない。<br /><br />「トムを置いているし、売るけれど、情熱をもって売っているのは他にあるんです。」<br /><br />ちょっと変わった町に、ちょっと変わったチーズ店。<br />ビアリッツは海水浴の町で、夏の2ヶ月は人口が10倍にもなる。<br />その他の季節も観光客がコンスタントに訪れる。<br />その結果、店で売っているチーズの種類は原料の乳汁分泌のサイクルだけではなく、季節によって変わってくる。<br />夏にやってくる観光客達はみんな、チーズ店やビアリッツの卸売市場で真空パックにされた羊乳チーズのトムを買って帰る。<br />トムに合う黒さくらんぼのジャムを買って帰る人も多い。<br />しかし地元の人もおいしいトムは大好きだ。<br />グランド・プラージュから車で少し走った距離にある、ビアリッツの町の中心の2件のチーズ店は、どちらも開店して20年になる。<br />店主達も、トムの人気は認めている。<br />「クレムリー・サン・シャール」の店主、パトリック・ベルナルは言う。<br />「トムを置いているし、売るけれど、情熱をもって売っているのは他にあるんです。」<br /><br /><strong>＞＞この町のショーウインドウ</strong><br /><br />ベルナルの店でも8種類は下らないトムを置いて、客を呼ぶ。<br />ベルナルのチーズ店と同じくらい長く商売をしている「ミル・エ・アンフロマージュ」の例を紹介しよう。<br />アンリ・ビルは、ベルナルの店とは逆に、バスコ・ベアネーズ地方の商品を中心に取り扱っている。<br />地元産のよい品を前面に押し出した商品構成だ。<br />だからショーケースまるまるひとつが、地元産羊乳の圧縮チーズばかりで占められている。<br /><br />町の中心地を少し離れると、味のバリエーションが広がる。<br />ビアリッツとバイヨンを結ぶルート上にあるアングレの町で、フレデリック・マンヴェルが店を開いて5年になる。<br />彼の「フロマージュ・エ・コンパニ」では、地元客しか来ない冬、地元産トムは2種類しか置いていなかった。<br />「ほとんどの常連客はお気に入りの地元の生産者があったり、生産者と知り合いだったりすることが多いんです。だから、ここへは違うチーズを見つけにきます。」<br /><br />
<span style="DISPLAY: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img style="TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0pt auto 20px; DISPLAY: block" class="mt-image-center" alt="biarritz_showcase_workers_525x225.jpg" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/09/biarritz_showcase_workers_525x225-thumb-525x225-146.jpg" width="525" height="225" /></span><br />写真説明（左から）<br />
<table>
<tbody>
<tr>
<td>パトリック、ローラン・ベルナル</td>
<td>（クレムリー・サン・シャール）</td></tr>
<tr>
<td>アンリ・ビル</td>
<td>（ミル・エ・アンフロマージュ）</td></tr>
<tr>
<td>フレデリック・マンヴィエル</td>
<td>（フロマージュ・エ・コンパニ）</td></tr></tbody></table><br /><strong>＞＞多様性</strong><br /><br />ビアリッツの店で売っているのはチーズだけではない。<br />先に紹介した3件のお店はそれぞれに歴史、客層、商品が異なっている。<br /><br />しかし特徴のある共通点もある。<br />高級食品を多く置いていることだ。<br />それぞれの店が商品を多様化している。<br />ワインや、地元産ジャム、ポワラーヌのパンがちょっと置いてあるというのではない。<br />ハム・ソーセージ類、お茶、小さい工房で作られた瓶詰、生パスタ、スパイスやオリーブ油がメニューに並ぶ。<br />要するに、ビアリッツの提供するオリジナリティがここにある。<br />3件とも、時を経て、それぞれの店主の思惑にしたがい、多様で独特の商品を取り扱うようになった点だ。<br /><br />「クレムリー・サン・シャール」は完全にデリカテッセンになっている。<br />デリカテッセンは、イギリス式高級食料品店で食事もできる店のこと。<br />オープンサンドウィッチやサラダ、<a href="#caution">ヴェリーヌ（※脚注）</a>を買って食べられるコーナーがあり、もちろん持ち帰りもできる。<br />コンポート皿に載ったペトルシアンのキャビアやスコットランドの野生のスモークサーモンに隣り合ってチーズが並ぶ。<br /><br />「ミル・エ・アンフロマージュ」では、南西フランス料理はぺリゴーニュ産のフォワグラからガスコーニュ地方のガルビュールスープまで揃えている。<br />店主のアンリ・ビルは地方色を前面に押し出して、20年間辛抱強い仕事をしている。<br /><br />「フロマージュ・エ・コンパニ」のフレデリック・マンヴィエルは、ポーのガブリエル・バシェレのもとで、チーズ商人、熟成士になるために、熱心に訓練を受けた。<br />しかしビダールのイバーブゥ兄弟の星付きレストランでソムリエをしていた過去の経験を忘れていない。<br />そんなマンヴィエルの店には南西フランスとスペイン産直送ワインのしっかりしたセレクションがある。<br /><br />結局のところ、この3人のプロ達の志向が、それぞれにあったマーケットにつながっていった。<br />アンリ・ビルは中心街のレストランやホテル、ベルナル兄弟のところは挙式宴会、フレデリック・マンヴィエルは海沿いの星付きレストランを相手に商売している。<br />同業者同士の激しい競争をしなくても、それぞれ完成された品揃えでやっていける。<br /><br />チーズの選択にまで、この共存の姿勢がある。<br />ビアリッツのチーズ専門店では、トム以外には、数多いクラシックチーズのなかでそれぞれ特に気に入っているものを販売している。<br />それから、店主の好みによっても商品のバリエーションが変わる。<br /><br />「クレムリー・サン・シャール」のパトリックと弟のローラン・ベルナルの扱う商品には明らかに高級品志向が見られる。<br />トリュフ入り生乳のゴーダ、8年もののパルミジャーノ、ペコリーノ・ロマーノなどを販売し、一方では、アンリ・ビルは有名で伝統のあるロックフォール、農家製エポワス、シャラントのトーピニエールなどを好んで販売している。<br /><br /><strong>＞＞クリーミーながらはっきりした特徴を持っているチーズ</strong><br /><br />フレデリック・マンヴィエルの店では、アドバイスを提供するのも大事だが、お客さんが新たなチーズを見つける手伝いをしたいと願っている。<br /><br />「お客さんは羊乳のトムのことはよく知っていますから、私はテクスチャーの違う他の羊乳のチーズを発見してほしいと思っています。例えば、プレシリヨンなどの非加熱圧縮タイプのチーズ。生産者から直接買い付けています。そういう流れも作りたいと思って。」<br /><br />お客さんに人気のある他のチーズは？<br />という問いには<br /><br />「もちろんコンテですね。10日間で商品が回転します。」<br /><br />クロミエールやポン・レヴェック、ラングル、リヴァロ、ドーヴィルと同じくらい、クリーミーなヤギのチーズも人気がある。<br />「クリーミーでしかもキャラクターのあるヤギのチーズならね」とこのチーズ熟成士は強調する。<br />もうひとつの一目ぼれはマンチェゴというスペイン産のチーズ。<br />なるほどフランス−スペイン国境はたったの30キロメートルほどのところにある。<br /><br /><strong><big>ビアリッツのチーズボード</big></strong><br />
<span style="DISPLAY: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img style="MARGIN: 0pt 0pt 20px 20px; FLOAT: right" class="mt-image-right" alt="showcase_fromagers_01_319x240c.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/09/showcase_fromagers_01_319x240c-thumb-319x240-147.png" width="319" height="240" /> <font color="red">フレデリック・マンヴィエルさんの<br />セレクション<br />（フロマージュ・エ・コンパニ）<br /></font><br /><small>1. オッソー・イラティ<br />2. アルディ・ガルナ<br />3. マンチェゴ<br />4. コンテ・ド・ギャルド<br />5. ラングル<br />6. リヴァロ<br />7. クロミエール<br />8. アノー・ド・ヴィックビル　と　ブション・ド・マディラン<br />9. トム・ド・ピレネー<br />10. プレシリヨン<br /></small><br /></span><br />
<span style="DISPLAY: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img style="MARGIN: 0px 20px 20px 0px; FLOAT: left" class="mt-image-left" alt="showcase_fromagers_02_319x250c.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/09/showcase_fromagers_02_319x250c-thumb-319x250-153.png" width="319" height="250" /></span><font color="red">パトリック、ローラン・ベルナルさんの<br />セレクション<br />（クレムリー・サン・シャール）<br /></font><br /><small>1. トリュフ入り　農家製ブリー<br />2. ブラン・ド・ラン<br />3. フランス産のよく熟成したミモレット<br />4. ミュンスター<br />5. 黒胡椒入りクロタン<br />6. サン・ネクタール<br />7. プティ・ヴァレンセー<br />8. 生トリュフ入り農家製ゴーダ<br />9. パルミジャーノ・レジャーノ　8年もの<br />10. エティヴァズ<br />11. シェーブル・フレ（山羊乳のフレッシュチーズ）<br />12. テット・ド・モアン<br /></small><br /></form><br /><br /><font color="red"><a name="caution"></a>※ヴェリーヌ<br />透明なグラスやカップ容器の中に、ムースやジュレのような食材を層にして入れたものの総称<br /></font>]]>
        
    </content>
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    <title>クリスティアン・ミュグリア</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2009/09/post-1.html" />
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    <published>2009-09-21T05:45:28Z</published>
    <updated>2009-10-02T05:08:54Z</updated>

    <summary>25歳のフランスフロマジュリー選手権チャンピオン「この選手権はすごくラッキーでし...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
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        <category term="チーズ業界のプロフェッショナル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/">
        <![CDATA[25歳のフランスフロマジュリー選手権チャンピオン<br /><br />「この選手権はすごくラッキーでした。」<br /><br />と２５歳のクリスティアン・ミュグリアはうれしそうに話す。<br />控えめなこの青年は、10年間一緒に働いている2007年度フランス最優秀職人（MOF)のベルナール・ミュウ=ラヴォーさん（グルノーブルにあるレ・ザルパージュチーズ店）の元で学んだことが大いに役立ったと考えている。<br /><br />「ベルナールさんのアシスタントとして数々のコンクールに参加してきました。」<br /><br />しかしクリスティアンの勝利は才能のおかげでもある。<br />2009年1月25日のフランスフロマジュリー選手権でクリスティアンを優勝へ導いたものは、彼の洗練されたチーズボードだった。<br />チーズボードのてっぺんからドライアイスの煙がでるようにしたのは、ユニークで奇抜な演出だった。<br /><br />「コンクールの雰囲気がとてもよかったんです。リング上での緊張感や感動、そしてフランス中の同業者達との出会いがあって。」<br /><br /><br />＞＞フランス最優秀職人とインターナショナル・カゼウス・アウォード両方に照準をあわせて<br /><br />もし試験で難しいところがあったとすれば、ブラインドテイスティングより作文の方だった。<br /><br />「作文はよく知っているサン・フェリシアンチーズに当たったんです。でも店でお客さんに説明するのと違って、書いて説明するとなると難しかったです。」<br /><br />クリスティアンは１６歳でこの仕事を始めた。<br />「中学校を卒業後、販売員養成の職業訓練校に行きました。チーズは考えていなくて、どちらかというと、洋服とかマルティメディアの販売の仕事を考えていたんです。偶然がよくしたもので、学校が僕にベルナールさんのところでの実習を見つけてきてくれて。すぐにOKしました。」<br /><br />続いて若いチーズ商人は、国立乳、食肉産業学校へ進み、職業バカロレアを得て卒業した。<br />その後はやはりベルナールさんのところで、初めての雇用契約にサインして、今度は正社員として働き始めた。<br /><br />「グロノーブルの商業地区にお店があります。お店がある同じ通りの15メートル離れた場所で、今の4倍の広さのところにもうすぐ引越しします。今度の場所は、今のところよりずっと広くて200平方メートルほどあります。そこにベルナールはチーズ準備室をおく予定です。」<br /><br />クリスティアンさんは次回2011年1月のシラ・インターナショナル・カゼウス・アウォード（国際フロマジュリー選手権）に、フランス代表として参加予定。<br />また2010年の9月に行われるフランス最優秀職人（MOF）のプレ選考にも応募を決めている。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P1010736_DET_1.pngのサムネール画像" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/10/P1010736_DET_1-thumb-489x531-159.png" width="489" height="531" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span>]]>
        
    </content>
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    <title>フランソワ・ドゥフォス</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/2009/09/post.html" />
    <id>tag:www2.f-r-m.co.jp,2009:/cgi-bin/profession_fromager//4.71</id>

    <published>2009-09-21T05:35:24Z</published>
    <updated>2009-10-02T05:06:02Z</updated>

    <summary>＞＞ロロチーズのアタック「牛乳を加工する仕事がしたいと、前からずっと思っていまし...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
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        <category term="チーズ業界のプロフェッショナル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<strong>＞＞ロロチーズのアタック</strong><br /><br />「牛乳を加工する仕事がしたいと、前からずっと思っていました。」<br />とフランソワ・ドゥフォスさんは話す。<br />その仕事につくために、マミロル国立乳産業学校を卒業し、ジュラ地方のポリニー国立乳産業学校で牛乳加工の修了証を得た。<br />2007年の始めに生まれ故郷のピカルディーに戻ってきた。現在25歳の彼は、小さな酪農場を年間15万リットルの牛乳を加工できる現代的なチーズ製造所に変えた。<br />それから2年、牛乳をチーズ、ヨーグルト、バター、生クリームへ加工する仕事を営む。<br /><br /><strong>＞＞「ただ酪農場主でいたいだけです。」</strong><br /><br />2008年の9月中旬からは、お兄さんが合流してギスカール（オワーズ地方のノワイヨン近く）のフランソワさんの酪農場でロロを作りはじめた。<br />フランソワさん達は牧場から届いたまだ温かい牛乳をすぐチーズに加工している。<br /><br />「冷たい牛乳を温める設備がありませんから。」<br />と彼は説明する。<br />それから一ヶ月間熟成させるとチーズが完成する。<br />フランソワ・ドゥフォスさんは、コンテ製造所や、チエラッシュのマロワル（ロロに似たチーズ）製造所での見習い修行で得た経験を、今生かしている。<br />加入するロロ製造組合と同じくフランソワさんにも、中世から続く伝統のある、このやわらかいウォッシュタイプのチーズの可能性が見えはじめた。<br /><br />「ロロは需要が高いんです。」<br />とフランソワさんは言う。<br />数十年間、製造が減り続けていた小規模のロロの製造（2007年は約10件の酪農場で計15トンの製造）は2004年から回復してきている。<br />目ざといチーズ店や商人は、このオワーズ地方のロロ製造業者と連絡を取り合っている。<br />現在のところは、認可の問題で製造所から80ｋｍの圏内でしか販売できないという。<br />チーズ製造の目標はという問いにはこう答える。<br /><br />「ただ酪農場主でいたいだけです。」<br /><br />この慎重なピカルディー人は見積もりにも危険を冒さない。<br />最近まで飼育する55頭の牛もプリムホルスタイン種のみだったが、それを変えたところにも自発性が感じられる。<br />フランシュ＝コンテ地方へ帰ってきてからは、モンべリヤール種を飼育し始め、その数を増やそうとしている。<br /><br />「モンベリヤール種の牛乳からは最高のチーズができるんです。」<br />とフランソワさんは言う。<br />
<span style="DISPLAY: inline" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img style="TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0px auto 20px; DISPLAY: block" class="mt-image-center" alt="DEFOSSE_Fran_ois_DET_1.png" src="http://www2.f-r-m.co.jp/cgi-bin/profession_fromager/assets_c/2009/10/DEFOSSE_Fran_ois_DET_1-thumb-531x399-157.png" width="531" height="399" /></span>]]>
        
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